<追記>子持ちのおっさんでも地方議会議員はできるのか。その8「2020年3月議会で決まること、提案すること。&一般質問は見送ります」

ジョブ

子持ちのおっさんでも地方議会議員はできるのか。

その8のテーマは「2020年3月議会で決まること、提案すること&一般質問は見送ります」です。

<追記:2020年2月28日>

3月議会での一般質問は見送ることにしました。

新型コロナウイルスで、世の中が緊急事態な中で、緊急性が低い一般質問を行うことに、自分の中で違和感があったことが理由です。

新型コロナウイルスへ対応する行政へ負担を掛ける時ではないでしょう。

ただ、意見書の発議は行政側に負担が掛からないので、継続して実施します。こちらも原稿を最後に追記しておきました。

〜追記ここまで〜

ブログとしてはつまらない話題となりますが、年に4回は村政の先取り情報と言う意味合いで、情報を共有していければと思います。

合わせて、私が実施する提案や議員発議なども紹介していきます。

はい。つまらない話題ですよ。ペコリ

南海トラフ関係の防災無線が始まる。

内閣府が公表した「南海トラフ地震の多様な発生形態に備えた防災対応検討ガイドライン」の影響を受け、今後、政府から南海トラフ地震に関連する臨時情報等が発表された場合は、Jアラートのように防災無線が流れる可能性があります。

内容としては、発生確率の低い方から

  • 1 地震を調査中です!
  • 2 地震に注意して!
  • 3 地震に警戒して!

といった具合となり、もし、一番重大な情報となる「3 警戒して!」の情報が発表された場合は、村は震度5強の地震があったのと同様の緊急体制を引くことになります。なお、注意して!は震度5弱、調査中です!は震度3−4程度に該当するとのこと。

なので、今後、南海トラフ関連で急な放送(防災無線)があるかもしれないことを頭に入れておいて、いざと言うときに混乱しないようにしましょう。

予知ができるってことなんですかね・・・

補聴器購入の費用助成が始まります。(令和2年4月)

熟年者に対して、補聴器購入の費用助成が始まることになりました。

金額

最大20,000円

対象

下記、全てを満たした方が対象となります。結構狭き門となっております。

75歳以上の村民、身体障害者手帳の交付を受けていない、聴力レベルが50デシベル以上、医師の証明、住民税非課税、

手帳の交付を受けている方は、別途すでに補助制度があります。

認知症見守り支援事業が開始=保険加入に助成 (令和2年4月)

見守り事業と言うよりかは、見守り保険事業でしょうか。

認知症の方やその家族が、一般生活において他者に損害を与えた際に、最大5億円の補償をうけることができる保険に入る際に、村側が料金を一部負担するよ、と言う事業です。

線路に入って、電車を止めたとか、そう言うのが事例として挙げられます。

金額

1人:1,000円 (家族も入る場合ならその人数をかける)

対象

認知症高齢者の日常生活自立度判定基準における、ランクⅡ以上認定の方とその家族(3等親まで)

新コテージの利用料が決まった!(令和2年4月)

大芝高原に鋭意建設中の新コテージの利用料(ただし、最大料金)が決まりました。

新コテージの利用料金は・・・・・44,000円(冬は暖房費+3,000円)です!

ただし、この金額は条例に設定する最大料金のため、実際の利用料はもう少し減額された形となります。(閑散期は安くなり、繁忙期は最大料金に近づくとかそう言う意味合い)

なお、便乗して、旧コテージの値上げも実施されます。

ここまでが、村側の提案に基づくもので、これより下部は私からの提案や発議となります。

一般質問の内容(藤城)

議員となって4回目となる一般質問では、下記3項目を取り上げていきます。

1 買い物弱者対策について

福祉分野が苦手なこともあり、今まで一般質問のテーマにすることを避けていましたが、そうも言ってられないので、今回のメインテーマにすることにしました。

2 行政と区(組)との役割分担について

行政から区におろしている役割について、長年の慣例で行っているため、取り決めが曖昧になっていたり、理念が無くなり、本来おろすべきでない行政の事務作業を住民が負担しているなど、マネジメントの欠如も見て取れるので、これの是正を訴えます。

3 消防団の負担軽減について

消防団は特別職の非常勤職員です。特別職の非常勤職員ってなに?って感じですが、分かりやすく例えると、地方公務員法上では議員や首長と同じ身分です。

なので、例えば、議員が死ぬほど働いて体調を壊した場合などは、それ自己責任でしょ!ってみんな感じると思いますが、消防団員の時はどう感じるでしょうか。

おそらく、そうは思いませんよね。

でも身分が特別職の非常勤職員なので、労働基準法も関係ないし(労働じゃなくて奉仕)、すっごいグレーな状況なんです。

例えば、給料をもらっている労働者が、毎日朝4時から勤務をしていたら、問題になるのに、消防団はそうはならない。

働き方改革で、労働者の夜間労働(夜中〜朝5時)の回数は制限されるのに、その対象にもならない。サラリーマン消防団員が大方なのに、残業45時間の枠からも外れる。さらに奉仕活動の意味合いが強いので、報酬も低額。

いろいろおかしな状況です。

村長に直接の責任があるかは、条例や規則から読み取れきれない部分がありますが、そのあたりを明確に整理して、さらには昔とは労働環境や経済状況、仕事の内容がハードで複雑化、しかもこれから時代はアイディアや組み合わせが必要!みたいなシンドイ状況になっております。しかも退職金も減っているし、払う年金も保険料も多くなってるし、消費税もどんどん増えるし、さらに国は副業を推奨しているし・・・

そんな中、消防団の訓練も変えていきましょう。これって普通の提案だと思いますが、それがうまく伝わるように頑張ります。

一般質問は、以上3つをテーマにする予定です。

議員発議

議員発議は、今回は議員の厚生年金加入に対して、反対の意見書を提出を行います。

正直、事前の意見交換の感触では、否決されると思います。みなさん厚生年金に入りたいんですね・・・・・・

どうして!!

追記:2020年2月28日

原稿が完成しましたので掲載します。

地方議会議員の厚生年金加入に反対する意見書の提出について、3つの観点から、その理由を申し上げます。
1つ目の理由として、議員が厚生年金加入となりますと、財政状況が年々厳しくなる我が村に、年金の事業主負担という、新たな公費負担を生じさせてしまうことを挙げます。(試算:年500万程度)
2つ目は、現状、個人事業主が加入できない厚生年金に、議員特権的に議員が加入する形となれば、住民の理解が得られず、風当たりが強くなることは容易に予想がつきます。現在も支出が続いている過去存在した議員年金と混同もされるでしょう。それは、議員の、やりがいと信用、を大きく失うことにつながりかねません。
3つ目の理由として、議員のなり手不足の解消につながりにくいこと、をあげます。この件についてのみ、さらに詳細を申し上げます。
議員に出馬するにあたり、「議員って厚生年金に入れるんだぁ。それじゃぁなりたいなぁ!」こんな普通の会社に入るような感覚で、あんな大変な選挙に出るような人はいるのでしょうか。私は、ほぼいない、と思っています。
さらに、これからは積立N I S Aなどを活用して、限られたお金の中で、分散投資をしていく時代です。そんな中、掛金をあげて、受給が不透明な厚生年金に入る選択肢が、若い世代に対して魅力的にうつるとは思えません。
加えて、リスク管理の視点から、最悪の事態を想定すると、厚生年金には加入できるようになりました!ただし、事業主負担分も議員が負担です!といった、手段が目的となってしまう危険性がゼロではないと、私は考えています。こうなったら最悪です。報酬21万円で掛け金は6万円を超えます。
以上の理由から、議員の厚生年金加入に反対する意見書について、発議をさせていただきました。
平成28年に町村議長会が加入を求める意見書の提出を促した際に、その理由には、議員を志す新たな人材確保につながっていく、といったことや、幅広い政治参加や地方議会における人材確保の観点から、といったことが挙げられていました。私はその理由であれば、実施すべきことは、例えば議員報酬に子ども手当てを創出するなど、他に有効なアイディアがあるのではと考えます。
次世代にツケを回すのはやめる方向にしませんか。
議員の皆様、よろしくご審議のほど、お願い申し上げます。

自分の原稿より引用

なお、2020年6月定例会では、条例の全部改正の発議を行う予定で、こちらは賛成の感触が多かったので、初めて結果の出る議員発議が出来そうです。

でも、結果が出なくても、議員発議で議論が盛んになれば、一定の役割を果たしたと個人的には思っています。

ではまた。

2020年2月12日 文責 藤城

2020年2月28日 追記 藤城

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