2020年4月頃に、お付き合いのある地元木材企業から「南箕輪村産の最高のアカマツが手に入りました!」と連絡をいただきました。
かねてから南箕輪村の木であるアカマツを使って、何か家具を造りたいなぁと思っていたのと、定額給付金があったので、少し奮発してオリジナルのダイニングテーブルを造ってもらうことにしました。
感想
結論から言うと、顔見知りの会社にオリジナル品をオーダーするメリットを、最大限発揮していただきました。
良かった点は下記のとおり。
良かった点
(1)造っている人の顔が見える。
(2)適宜仕様を確認していただきながら進めてもらえる。
(3)画像共有サービスで進捗具合が画で確認できる。(楽しめる)
(4)地獄ほぞなど、木工技術に触れることができる。
打ち合わせ&ヒアリング
コロナ禍のため、最初の打ち合わせはZoomで行いました。
Zoomでは、初めてお話する女性の営業系の方と、以前から顔見知りの女性の木工職員の方、そして私の3名でまずは意見交換。
テーブルの形や、アカマツの活かし方など、適宜アドバイスいただきながら、おおよそのデザインを決めていただきました。
こちらからの要望
こちらからの要望は
(1)横幅はキッチンの幅と同じサイズ(=92cm程度)にする。
(2)6人座れるよう、縦幅は190cmとする。
(3)幕板はないほうがいい。
をお願いしました。
(3)の幕板がないほうがいいという要望は、企業側からのヒアリングで引き出していただいたものです。
テーブルの形は、リーンロゼの「ROSETDEDICATO ロゼデディカート」がイメージと合いますと言ったことから、幕板がないことに気づいていただき、要望にしていただきました。
ただ、幕板がないと天板を支える力が弱くなってしまうので何か対策が必要となります。
当日は結論が出ませんでしたが、後日、天板の中に鉄棒を複数挿入するという工法をご提案いただき採用となりました。ありがたいことです。
さらに、足の形も正方形ではなく長方形にし、さらに位置によって回転させることで、個性を高める提案もいただきました。
(1)のサイズ確認も自宅に来ていただき、搬入方法も含めて確認してもらえるので安心でした。
職人技術がすごい
テーブルの足は通称「地獄ほぞ」という仕様で、一度付けたら絶対取れない仕様で造っていただきました。
4本目の足をつける様子は、たまたま別件で現場にお伺いする機会があり、そうであればということで目の前で披露してもらえました。これは素晴らしいサービス!!
天板の保護はウレタンからオイルへ
子どもがいるため、当初は天板の保護はウレタンで膜を張る仕様で進めていましたが、アカマツは素材としてとても柔らかいため傷つきやすいです。
なので、もしウレタンの膜を越えて傷ついた場合はそこから水などが入ってしまい、直すのには膜を全て剥がす必要があり、メンテナンス費用がかさむ恐れがあるとのこと。
そのため、オイルでそれなりに保護する形とし、傷つくこと前提のメンテナンスしやすい仕様に変更してもらいました。
天板の厚みも変更
天板の厚みも当初は3cm台を予定していましたが、写真で確認して4cm台に変更してもらいました。
こういった職人さんのアドバイスをいただきながら、随時画像確認して、一緒に造り上げていく感覚は、新しいサービスの形を見た気がしました。
完成品はこちら
最後に完成品が家に納品された写真がこちらです。
最後に
今回、オリジナルテーブルを制作いただいた会社は、自宅から車で3分ほどのところにある、やまとわという会社です。
ご興味ある方はおつなぎもできますよ。
2020年12月21日 文責 藤城
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