南箕輪村の人口増の理由について、考察しています。
第12回のテーマは「運動あそび」です。
運動あそびプログラム
南箕輪村では平成18年から運動あそびプログラムが全ての保育園で実施されています。
運動あそびプログラムとは
専門の運動保育士が各園を定期的にまわって、子どもたちに発達段階に合わせたあそびを提供し、遊びながら、楽しみながら自然と支持力や跳躍力、懸垂力などを身につけ、達成感を感じながらカラダとココロを育てるプログラム
親と子が一緒に遊べる適切な運動を年齢別に教えてくれるプログラムとも言えます。
保育園に通う子どもたちは定期的に運動保育士と一緒に運動あそびをしています。
親子運動あそび
年に2回程度、親子で楽しむことができる「親子運動あそび」が保育園のイベントとして行われています。
1回の親子運動あそびは45分程度のコンパクトな内容ですが、10種類程度の運動あそびを体験しながら教えてもらえます。
実際に子どもと一緒に楽しむことができるので、当日も楽しいですし、終わった後は家庭で実践できるのもありがたいです。
できた!体験
「あれっ。この前まで出来なかったのに出来たね!」
みたいなことも多く、子どもの成長を肌で感じられるし、クルッと回すなど結構アクロバティックなこともできるようになるのでちょっとした感動ものです。
以前、筑波大学の名誉教授に聞いた話の中に
「人間は産まれた時には何もできない状態で生まれてくる、だから何かができた!という体験は人間が最も単純に喜びを感じるものなんだよ」
というエピソードがありました。
地元スポーツクラブのコーチなどからは「南箕輪の子たちは基本的な運動体験が整った状態でクラブに入ってくる子が多い。多分運動あそびの影響だと思う。」系の話もよく聞かれます。
私が子どもに「運動あそびするよ!」と言うと大喜びなのですが、大人にとってはかなりハードです。
特に3人もいると、1つの種目を3人終わってやっと1サイクルなのですが、子どもにとっては3回に1回しか出番がないので「はやく!はやく!」の状態になります。
順番抜かしも頻繁に起きて喧嘩の原因にもなりますので、お気をつけください。
小学校低学年や大人にも
近年は小学校低学年や大人への取り組みも盛んになっています。
運動あそびは、松本短期大学の柳沢秋孝名誉教授が子どもたちの発達段階と脳科学から生み出したプログラムです。
どんな子どもでも、体を動かすことが好きになるプログラムで、楽しく体を動かすことで脳の活性を促し、人間性を豊かにするとされています。
ちなみに妻が家で子どもと運動あそびをしている姿は見かけません。
2018年11月9日 文責 藤城
2021年1月20日 追記 藤城
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