南箕輪村の人口増についての考察21「人口の推移と推計(北殿地区、南殿地区)」

人口増の村

南箕輪村の人口増の理由について、考察しています。

第21回のテーマは「人口の推移と推計(北殿地区、南殿地区)」です。

ここまで20回の考察を終えました。

第1回のテーマ「人口の推移と推計」を元に、第11回では、人口増加数が第1位の南原区と、第2位の大泉区を掘り下げました。

そこで、第21回(今回)は第3位の北殿区と、第4位の南殿区をみていきたいと思います。

とはいえ、あんまり新しい発見はありませんでした。すいません。

平成22年4月と平成30年4月の人口の増減

地区増減数人口増減比平成30年人口
南原25822%1,448
大泉18514%1,485
北殿1726%3,254
南殿736%1,201
沢尻635%1,409
北原3113%270
田畑291%2,214
久保282%1,348
大芝21%338
10中込-16-3%473
11塩ノ井-25-7%322
12神子柴-25-2%1,620

北殿区の特徴

北殿は村で最も人口が多いマンモス地区です。

北殿区の特徴を、南箕輪村都市計画マスタープランから引用すると

古くは伊那街道の宿場町として栄えた。また、地区内の松林寺には、明治初期に村で最初の小学校が置かれていた。村内で最も人口の多い地区で、村公民館、村体育館、小中学校、郵便局、商工会館など、公的施設が数多い。段丘下段では工業が盛ん。村天然記念物のエドヒガンザクラ、村重要文化財の新四国霊場がある。

となっています。

小学校や中学校、郵便局に体育館など、村に住んでいると訪れる機会がある場所がたくさんあります。

北殿のエリアは結構広くて、線路&バイパスの右側(東側)も北殿区になっています。

最近は、南原や大泉のように、新しい家がそのエリアに立ち並び始めています。

バイパス沿いでスーパーの綿半やベルシャイン、ツルヤなどに近く便利であり、また北殿駅を利用しやすいエリアであることが理由かと思います。

<豆知識>

北殿は昔あった殿村という地区が南北に分かれて誕生しました。

北が北殿、南がこの後に紹介する南殿です。

南箕輪村地区割
南箕輪村都市計画マスタープランより引用

南殿区の特徴

南殿区の特徴は

役場、図書館、村民センター、駐在所など、北殿区と並び公的施設が多い。地区内にある殿村八幡宮は北殿区と共通の氏神であり、その境内樹林帯は村天然記念物に指定されている。また、八幡宮の祭りでは奉納相撲が行われている。この他にも、近世の貴重な文書等を蔵した太宗館文庫や、伝承に残る湧水、不死清水(しんずらしみず)がある。

村役場や図書館、駐在所など、ちょっとお堅い感じの施設が南殿に集中しています。

最近はこども館が村役場の裏に完成し、放課後は、北殿にある南箕輪小学校からたくさんの子どもたちが、こども館に入っていきます。

南殿地区は、南箕輪村で地価が高いエリアとなっています。

それでも建売りや土地が出た際にはあっという間に売り切れてしまうエリアです。

スーパーが近くにないのが玉に瑕ですが、村の中心地であることから、人気なのかなと思います。

<豆知識>

不死清水(しんずらしみず)は日本昔ばなし的な感じの史跡です。

あーー。最後にこんな動画を貼ってしまってはダメですね。

第22回からエンジン全開でまた頑張って考察していきたいと思います!

それでは

2019年1月22日 文責 藤城

2021年1月20日 追記 藤城

人口増の考察一覧
  1. 人口増の要因と人口の推移と推計
  2. 信州大学農学部
  3. 保育料の引き下げ
  4. 大芝高原
  5. 子どもの病院代
  6. 移住者が多い村 その割合なんと7割!
  7. コンパクトシティ
  8. 産業構造
  9. 税金が安い!?土地が安い。が所得は高い!
  10. ベッドタウン?
  11. 人口の推移と推計(南原地区、大泉地区)
  12. 運動あそび
  13. 中央自動車道伊那インターチェンジ
  14. 雪が少ない
  15. ママの就業・お仕事相談
  16. 1点集中できる規模
  17. 無駄が少ない=スリムな行政
  18. 山麓の村人〜恵まれた日照と夜の涼しさ
  19. 人口増の素地とV字回復
  20. 鳥獣被害が少ない
  21. 人口の推移と推計(北殿地区、南殿地区)
  22. 社会増減と自然増減そして人口増減
  23. 水が無くて開発が遅れた&不毛の大地を切り開いた先人たち
  24. ずば抜けて高い新築戸建て率

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