南箕輪村の人口増の理由について、考察しています。
第16回のテーマは「1点集中できる規模」です。
南箕輪村の公共施設は自慢したくなるほど、どれも立派で豪華ですが、村の公共施設なのに、なぜなのでしょうか。
1点集中
おそらくそれは自治体の人口および面積からして、1点集中できる規模だから!だと考えています。
・観光スポット(大芝高原)は1つ
・体育館は1つ
・屋内運動場は1つ
・公共的カフェは1つ
などなど、公の施設はどれも1つしかありません。
ただ、人口が増えてきた経緯から、小学校は2つあります。
それでは、百聞は一見にしかず、1点集中して造られた、村の公共施設を見ていきましょう。
村民体育館
正式には「南箕輪村村民体育館」と言います。
延べ床面積:3,664m平米
竣工:昭和52年
増築:平成14年
改修;平成30年
V1リーグで現在奮闘しているVC長野トライデンツが、メインの練習場としても使用している体育館です。
2018年にリニューアルされたばかりで、村の体育館にしてはとても広く、また床の質も最高級で、柔らかくて吸収性のある超おすすめできる施設となっています。
村民であれば誰でも利用できます。
利用状況は夜は人気で埋まっていますが、日中の時間は比較的空きがあるので、ぜひ利用してもらいたい体育館です。
村なので使用料も比較的リーズナブルになっています。
大芝屋内運動場
正式には南箕輪村村営大芝屋内運動場と言います。
延べ床面積:1,941m平米
竣工:昭和62年
増築:平成14年
改修;平成30年
平成30年3月に人工芝に張り替えられ、完全に生まれ変わりました。
しかしながら、当初人工芝の下に引く予定だったゴムを、予算の関係でカットしたため、地面がとっーても堅いのが2つの意味で痛いところです。
また、ネーミングにも課題を抱えております。
・・・屋内運動場・・・
今後は、村民から愛称を募集して「まっくんドーム」など、誰が検索しても調べやすい施設名に変更が必要だなぁと思います。
専用のホームページもありませんので、利用率を上げ利益をえるのであれば、1ページ程度でいいので、ホームページを作りたいものですよね。
でもこの施設、冬季は屋外スポーツがこぞって使用する形になるので、争奪戦が行われるくらいの超大人気スポーツ施設になります。これは寒い地域あるあるですね。
大芝高原味工房(カフェ)
正式には大芝高原味工房と言います。
延べ床面積:800m平米
竣工:不明
改修:平成21年
増築・改修:平成30年
道の駅大芝高原にある村とは思えないおしゃれなカフェです。
最近はガレットやクレープなども食べられるようになり、信州ガレットカフェとして、2019年あたりから独立採算の運営に変更になりました。
神楽坂の名店「ル・ブルターニュ」と提携を結んでおり、味工房でガレットを焼く職人であるクレーピエは、実際にブルターニュの店舗で修行している人たちです。
ぜひ、味工房のガレットを最初に食べてもらいたいです。
ただ、こちらもネーミングに課題を抱えていると思っています。
普通に生きていれば、味工房とガレット(フランス料理)が結びつくことはまずありません。
「信州ガレットカフェ」
「信州ガレット工房」
など、紐づいたネーミングが欲しいところです。
なお、私がもし店長になったら「ル・まっくん」にしたいと思います。
ルとはフランス語で男性名詞につくTHEみたいなものらしいです。
大芝高原なので大芝をつけたいところですが、「ル・大芝」になってしまい、そうなるとリトルデンジャラスですよね。
こども館
延べ床面積:1408.13m平米
竣工:平成29年
南箕輪村版ネウボラの象徴となる公共施設が平成29年に完成しました。
ネウボラとはフィンランドの文化として定着している切れ目ない家族支援のことを指します。
簡単に言うと、1つの家族について「ネウボラおばさん」と呼ばれる日本でいう保健師が、妊娠した時から小学校入学まで担当を変えずに面倒をみる制度のことを言います。
ずぅーと同じネウボラおばさんが家族の面倒を見るので、例えば「最近夫婦仲が悪いなぁ」みたいなことまで気が付いて、「妊娠で奥さんのホルモンバランスが変わったのよー。旦那さんわかってあげてー」みたいなアドバイスまでしてくれることもあるそうです。
日本では法律的に同様のことを実現するのは難しい現状がありますが、切れ目のない支援という観点で、それにできる限り近づけていくのが「南箕輪村版ネウボラ」と位置付けられており、その拠点がこのこども館となっています。
放課後児童クラブにも活用されていますが、児童館的な位置付けではありません。
防災研修センター
完成したら更新します。
ひだまりの家
取材が完了したら更新します。
2018年11月28日 文責 藤城
2021年1月20日 追記 藤城
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