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  • 南箕輪村第6次総合計画の解説その3「健康・福祉分野」

    南箕輪村第6次総合計画の解説その3「健康・福祉分野」

    南箕輪村第6次総合計画が、むらづくり委員会の皆さんの丁寧な議論を重ねて取りまとめられました。

    この計画は、これからの村の歩む道を示す大切な指針で、私自身も理解を深め、日々の村政にしっかり生かしていきたいと思い、このブログでも少しずつご紹介してまいります。

    その3 健康・福祉分野

    健康福祉分野では施策1から施策5に分けて展開されています。

    • 施策1 健康、医療の充実
    • 施策2 地域福祉の充実
    • 施策3 高齢者福祉の充実
    • 施策4 障がい者福祉の充実
    • 施策5 社会福祉の強化

    施策1 施策、医療の充実の方向性と新規施策

    ライフステージに応じた健康の維持、増進をめざし、また全ての村民が安心して生きいき暮らせるよう、地域、行政、医療機関等が連携した健康に関する啓発、相談、支援等の体制を整え、村民が主体となる健康づくりを推進することを方向性としています。

    新たな施策

    • 生涯を通じた健康づくりの推進では、生涯にわたって、虫歯や歯周病予防等の歯周疾患を予防し、いつまでも自分の歯で食べることができるよう、歯、口腔の健康について正しい知識の普及を行うなど乳幼児期から継続した歯と口腔の健康づくりを進めます。
    • 地域医療の充実では、かかりつけ医、かかりつけ歯科医、かかりつけ薬局の必要性、初期医療と高度医療に対する医療機関の役割分担について村民への一層の周知を図り、日頃から身近な医療機関に相談できる意識の高揚を図ります。
    • 救急医療の充実では、十分な輸血用血液を確保するため、企業、献血事業者等と連携し献血事業を推進します。また、献血の必要性を村民に周知、啓発します。

    施策2 地域福祉の充実の方向性と新規施策

    全ての村民が住み慣れた地域のなかで安心して暮らせる環境づくりに向けて、社会福祉協議会をはじめ、民生委員、児童委員、ボランティア団体等各種団体との連携を強化するとともに、地域も交えた地域福祉の向上に努めます。また、福祉サービスを必要とする村民が地域社会を構成する一員として日常生活を営み、社会、経済、文化その他あらゆる分野の活動に参加する機会が与えられるように、地域福祉の推進に努めることを方向性としています。

    新たな施策

    • 地域福祉ネットワークの形成では、地域づくりの基盤となる「普段の生活の中にある支え合い」の理念の普及、地域で行われている支え合いの発掘及び広報、サロン等の活動実践者向けの講座の開催、活動費の補助などの支援を通じて、支え合いの地域づくりを推進します。
    • 権利擁護、成年後見制度の支援体制の充実では、高齢者虐待等の個別事例への速やかな対応に努めるとともに、成年後見制度等の権利擁護に関する諸制度の普及啓発の充実と、相談窓口の機能強化を図ります。また、個別事例への対応の質の向上や権利擁護に関する地域課題の解決に向けて、司法、医療、福祉等の専門職で構成される南箕輪村権利擁護ネットワーク連携協議会を活用していきます。
    • 災害時に要援護者の命を守る取組では、避難や避難生活に困難を要する避難行動要支援者を対象に、避難先や避難を支援する人、避難先での必要な支援等を記載した災害時個別避難計画の作成を進めます。また、計画作成過程を通じて、村民同士が日頃から声を掛け合える関係づくりを促進します。
    • 有償ボランティアの活用促進では、高齢者や障がい者のみ世帯のゴミ出し、雪かき、買い物など、ささいな困りごとにも対応するため、有償ボランティアの活用を進めます。

    施策3 高齢者福祉の充実の方向性と新規施策

    高齢者が住み慣れた地域で生きいきと暮らせるよう、社会参加や在宅生活への支援を充実するとともに、介護保険事業の充実に努め、ともに支え合う地域づくりの推進に努めることを方向性としています。

    新たな施策

    • 健康づくりの推進では、高齢者がいつまでも生きいきと元気に暮らすことができるよう、健康づくりに対する意識を高める情報発信や身近な地域で気軽に参加できる魅力的な事業を行います。
    • 在宅医療と介護の連携強化では、住み慣れた地域で自分たしい暮らしを人生の最期まで続けることができるよう、村民に在宅医療、介護についても啓発を行い、地域全体での意識の醸成を行います。また、医療機関、介護サービス事業所、地域包括支援センターの連携を強化するため、デジタル技術を活用した情報共有ルールなどによる在宅医療、介護連携の充実を図ります。

    施策4 障がい者福祉の充実の方向性と新規施策

    障がい者が地域社会の一員として、生まれながらに基本的人権を持つ個人としての尊厳にふさわしい生活ができるよう、各種障がい福祉サービスの充実を図るとともに、障がいの有無にかかわらず、互いの個性を認め合いながらともに生きる共生社会をめざしますことを方向性とします。

    新たな施策

    • 障がい福祉サービス事業の充実では、医療的ケアや強度行動障がいがある障がい者が利用できるショートステイが不足しているため、障がい者福祉サービス事業者や医療機関等への働きかけを進めていきます。
    • 地域共生社会の促進では、安心して地域で生活ができるよう、公共施設におけるバリアフリー化、ユニバーサルデザイン化を進めます。
    • 障がい児の相談体制や福祉サービスの充実では、障がいや特性に関わらず、誰もが一緒に教育を受けることのできるインクルーシブ教育を推進します。また、義務教育修了後の支援が途切れないよう、制度、分野の枠を超えた支援体制を促進するとともに、成長ダイアリー等のツールを用いた「つながる支援の体制づくり」を推進します。そして、医療的ケアや強度行動障がいのある児童が利用できる短期入所等の福祉サービス充実のため、関係機関と連携し、既存の事業所へ働きかけていきます。

    施策5 社会福祉の強化の方向性と新規施策

    全ての村民が健康で安心して生活を送ることができるよう、社会保障制度の周知と適正な運用に努めることを方向性とします。

    新たな施策

    • 福祉医療費給付金事業の充実では、児童、障がい者、ひとり親家庭、住民税非課税世帯の高齢者が、早期に、そして適切に医療機関へ受診することを促すとともに、医療費の家計への負担軽減を図ります。
  • 南箕輪村の学校給食費の抜本的な負担軽減(いわゆる給食無償化)について

    南箕輪村の学校給食費の抜本的な負担軽減(いわゆる給食無償化)について

    2025年12月18 日現在、政府が主導で学校給食費の抜本的な負担軽減(いわゆる給食無償化)の議論が進んでいます。但し小学校のみ。

    南箕輪村の現状と将来見込みについてお知らせします。

    国庫補助基準額

    政府は国庫補助基準額を5,200円としています。

    給食は11ヶ月で計算されるようで、年間にすると57,200円となります。

    南箕輪村の小中学校の食材費

    南箕輪村の小中学校の1人あたりの食材費は下記表のとおりです。

    食材費人数1人あたり
    の食材費
    給食
    日数
    単価
    南箕輪小学校51,782,952円75168,952円204338円
    南部小学校18,961,800円27568,952円204338円
    南箕輪中学校36,469,440円48075,978円201378円
    合計107,214,192円

    小学校では1人1月あたり68,952円、1日あたり338円、中学校では1人1月あたり75,978円、1日あたり378円の食材費となっています。

    村の補助金

    これら食材費については、年々値上がりをしている背景をうけて、南箕輪村では、保護者負担額軽減補助金として、下記表のとおり毎年補助金を増額してきました。

    年額1食あたり
    令和2年度3,000円15円
    令和5年度5,000円25円
    令和6年度4,000円26円
    令和7年度629円3.1円
    合計12,629円69円

    結果、現在は1人あたり年額12,629円まで増えており、村の補助金総額では19,019,274円(12,629×1506人)になっています。

    給食費(食材費ー補助金)

    食材費から村の補助(12,629円)を引いた実際の給食費は次のとおりとなっています。

    1人あたりの
    食材費
    1人あたりの
    給食費
    単価
    小学生68,952円56,100円275円
    中学生75,978円63,315円315円

    令和8年度からはどうなる?

    さて、政府は年額57,200円を提示していますので、68,952円から57,200円を引いた残りの11,752円×児童数の財源を捻出できれば、小学生は完全無償化が実現できる見込みとなります。

    金額総額
    国庫補助57,200円58,687,200円
    村補助or保護者負担11,752円12,057,552円
    合計68,952円70,744,752円

    11,752円について、村が補助して完全無償化とするのか、保護者負担とするのかが、今後の論点となります。

    中学校は?

    一方、中学校についても政府は段階的に拡充していくとしていますが、時期は未確定です。

    栃木県などは、県が独自に財源を用意して、中学校も無償化するようですが、長野県にそのような動きは見えません。

    そのため、小学生が令和8年度からは最高でも年額11,752円の負担でよくなるのに対して、中学生は引き続き年額63,315円の負担が求められます。

    仮に、中学生にも同様の国庫補助が行われることになった場合は、保護者負担は9,013,440円となり、1人あたり18,778円となり、小学生と同様に負担額が大きく下がります。

    金額総額
    保護者負担18,778円9,013,440円
    国庫補助(実際ない)57,200円27,456,000円
    合計75,978円36,469,440円

    ただし、これは仮の話で、実際に国庫補助はありませんので、もしこのように中学生に向けても負担軽減をしていきたいと思った場合、国庫補助分の57,200円を独自に村で財源を確保してなくてはいけません。

    村の財源

    現在、南箕輪村では、児童生徒一人あたり12,629円の補助を行なっていることをさきほど説明しました。

    その補助総額は19,019,274円となっており、これは財源として考えられます。

    また、これまで支払いが困難な世帯に対しては、村が独自に補助を行ってきましたが、今回、国による一律の国庫補助が実施されることとなり、ここにも村として新たに使うことができる財源が生まれます。

    これらの財源を活用し、中学生に対して小学生と同様の額となるように村が補助を行うことで、小学生・中学生ともに完全な無償化にはなりませんが、保護者の皆さんの負担を大きく軽減していくという考え方もあります。

    考えられる3パターン

    今後考えられる3パターンを考えてみました。

    • 小学生を完全無償化する
    • 中学生へ小学生と同様に補助する
    • 中学生へ現在の財源分を補助する

    ※ここでは支払いが困難な世帯に対しては、村が独自に行なっている補助については計算にいれていません。

    小学生無償化中学生へ同様補助中学生へ財源分補助
    小学生(56,100円)0円11,752円11,752円
    中学生(63,315円)63,315円18,778円36,355円
    小学生無償化中学生へ同様補助中学生へ財源分補助
    小学1年生011,752円11,752円
    小学2年生023,504円23,504円
    小学3年生035,256円35,256円
    小学4年生047,008円47,008円
    小学5年生058,760円58,760円
    小学6年生070,512円70,512円
    中学1年生63,315円89,290円106,867円
    中学2年生126,630円108,068円143,222円
    中学3年生189,945円126,846円179,577円
    合計189,945円126,846円179,577円

    小学生無償化のケースでは、村が補助していた19,019,274円のうち18,119,472円(12,057,552円+6,061,920円)のみ支出しているため総額が増えています。

    給食費については、完全無償化の考えと一定額は負担するべきとの考え方の違いもあると思いますので、それぞれのケースについて皆さんの意見を頂戴しながら丁寧に進めてまいります。

  • なぜ?南箕輪村の飛地についての考察

    なぜ?南箕輪村の飛地についての考察

    南箕輪村には、東に人々が暮らす土地があり、それとは別に西に離れた場所に飛地があります。

    人々が暮らしている土地(19.2㎢)より、飛地の土地(21.7㎢)の方が面積が大きいです。

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  • 新年のご挨拶2026年

    新年のご挨拶2026年

    新年明けましておめでとうございます。


    (さらに…)
  • 駒ヶ根↔︎伊那の通勤時の交通渋滞と伊南バイパスとの接続について

    駒ヶ根↔︎伊那の通勤時の交通渋滞と伊南バイパスとの接続について

    伊那盆地で最も栄えている地域は、その中心である伊那市です。

    一方、駒ヶ根市から伊那市へ通勤する方が、交通渋滞に困っているという声をかなり多く耳にします。

    (さらに…)
  • 南箕輪村議会一般質問(令和7年第4回)西森一博議員

    南箕輪村議会一般質問(令和7年第4回)西森一博議員

    令和7年第4回議会定例会における、西森一博議員の一般質問です。

    1 AIの活用について

    (1)現時点でAIシステムを導入している業務があるのか。また、導入を検討している分野や今後の方針は。

     現在のAIシステムの導入状況でございますが、まず「音声文字起こしツール」を導入しております。

     専用のモバイル端末等を用い、会議の音声をAI技術により録音と同時に自動で文字化できるものでございます。

     ウェブブラウザ上の編集画面に音声内容が即時に表示されるため、会議を進行しながら議事録の作成も可能です。

     令和4年度からは長野県市町村自治振興組合による共同調達を活用しており、導入により議事録作成時間の短縮という効果が得られております。

     また、中学校におきましては、テスト採点にAI技術を活用した「採点支援システム」を導入しており、教員の負担軽減に貢献しているところでございます。

     次に、今後のAIシステム導入予定について申し上げます。

     全庁的に職員が利用する対話型の生成AIツールにつきまして、導入の検討を進めております。

     現在、長野県市町村自治振興組合を中心に構成されている「生成AI検討に関するワーキンググループ」に、本村の担当係長が参加し、共同調達の可能性も含め検討を深めているところでございます。

     生成AIツールを活用することで、あいさつ文や通知文の校正、文書の要約、企画立案におけるアイデアの創出、議会対応時の情報収集、さらにはイラストや画像制作など、多岐にわたる業務において効率化が期待されます。

     また、これまで個々の職員の経験や勘に依存していた業務の一定の標準化が図られ、職員が本来注力すべき企画・調整業務に時間を振り向けられるようになるなど、時間創出の効果も見込まれます。

     こうした取組は、結果として住民サービスの迅速化や質の向上にもつながるものと考えております。

     加えて、AIの活用は職員一人ひとりのデジタルスキルの向上にも寄与し、将来的な行政デジタル化の進展にも備えるものとなります。

     一方で、情報セキュリティの確保は極めて重要でございますので、行政専用ネットワークであるLGWAN上で利用できるツールの選定など、安心して利用できる環境整備を進めてまいります。

     また、AI活用の範囲や役割を明確にし、最終的な判断は人が行うという基本原則を徹底するなど、透明性と倫理性にも十分配慮してまいります。

     導入にあたりましては、効果的かつ安全な運用のためのガイドラインを整備し、利用促進とリスク低減を両立させながら、段階的に進めてまいりたいと考えております。

    (2)業務の効率化を進めることで、住民サービスの向上を図るという観点から、AI導入をどのように考えているか。

     自治体にAI導入が求められる背景としては、人口減少に伴う職員数の縮小、専門的な人材の確保の難しさなどが挙げられます。

     しかしながら、自治体には安定的で持続可能な住民サービスの提供が求められており、そのためには業務の効率化を進め、職員を単純事務から解放し、人が担うべき判断業務や地域課題の解決に集中できる環境を整えなくてはなりません。

     AI技術を活用することで、文書作成やデータ集計などの定型業務を自動化できるほか、高度な判断への補助や背景となる課題分析など、業務の質を高めることができる可能性がございます。

     AIが補完することで、限られた人員をより重要な業務へ当てることで、住民サービスの向上にもつながるものと考えております。

     一方で、AIの活用には留意すべき点もございます。

     判断根拠の透明性、情報セキュリティの確保、誤出力への適切な対応など、人間による最終確認と責任を欠かすことはできません。

     こうした是々非々の観点を踏まえつつ、AI導入が職員の業務改善への意識を高める契機となり、持続可能な行政運営に寄与するよう、慎重かつ前向きに取り組んでまいりたいと考えております。

    2 自治会の将来について

    (1)地区ごとに「事務局」を設置し、日常的な業務を担う仕組みを導入する考えはあるか。

     村では今年度から、自治会業務を日常的に担う人材として集落支援員の任用を本格的に進め、自治会への配置を開始いたしました。支援員が担っている業務は、西森議員がお示しになった「日常業務を担う事務局」に分類される内容に相当するものです。

     今年度は北殿区、田畑区への配置を行いましたが、現場の状況を伺うと、事務文書の作成や公民館の環境整備などを担うことで、役員の負担軽減につながっているとの声をいただいております。

     また、いずれの支援員も地元の方であるため、区の事情に精通していることが活動を円滑に進める大きな利点となっていると聞いております。

     今後、12地区すべてに配置が進めば、結果として地区ごとに事務局機能が整い、日常業務を担う仕組みに近づくものと考えます。

     ただし、この仕組みを正式に導入するかどうかは、あくまで各自治会のご判断によるものであります。

     情報や権限が事務局側へ過度に集中することへの懸念も一部にあると承知しております。

     今後も、各区の実情やご要望を丁寧に伺いながら、集落支援員による支援体制を通じて、自治会の活動をしっかりと支えてまいりたいと考えております。

    (2)自治会活動の担い手減少が進む中、草刈りや環境整備などの活動を持続させるために、有償ボランティアとして住民の力を活用する仕組みについて、村長の見解は

     自治会活動の担い手が減少する中、草刈りや環境整備といった地域活動を持続させるために、有償ボランティアとして住民の力を活用する仕組みについてのご質問でございます。

     まず、公園や公民館周辺など、地域の皆さんの関心が高い公共的な場所において、住民の皆さんが有償ボランティアとして作業していただくことにつきましては、特段の異論はございません。

     議員がお示しのとおり、有志で組織された団体が地域活動支援補助金を活用し、公園の岩撤去といった中規模の整備まで担っていただいている事例は、地域力が発揮された望ましい取り組みであると考えております。

     一方で、論点となりますのは、「対象とする範囲や質」をどのように拡充していくかという点であります。

     都市部では、自然が限られているため草刈りや環境整備の対象となる場所は比較的少なく、また人口密度が高いため、業者委託に必要な費用を確保しやすく、広い範囲で質の高い整備が行われております。

     しかし、地方である本村は豊かな自然に恵まれている反面、草刈りや環境整備を必要とする場所が広範囲に及びます。

     加えて、人口密度が低いため、自治体が費用を投じられる範囲にも限界があり、都市部と同様の業者委託方式を広範に展開することは困難であります。

     議員におかれましても、この構造的な課題をご認識のうえで、有償ボランティアというご提案をいただいているものと受け止めております。

     そのうえで、私の見解として申し上げれば、私たちは豊かな自然を享受している一方、その環境を維持していくためには、地域として一定の労力を担っていくことも、自然の恩恵を受ける者としての責任であると考えております。

     とりわけ、自宅周辺や自治会区域内の草刈り・環境整備につきましては、これまでどおり地域の皆さんのご理解とご協力をいただきながら進めていくことが望ましいと考えております。

     その上で、地域の負担を少しでも軽減するための方策としては、まず対象とする範囲を明確にし、地域の皆さんの関心が高い公共的な内容を優先して、有償ボランティアの活用や補助制度の効果的な運用を進めていくことが考えられるものと存じます。

     また、その担い手をどのような体制で組織するかにつきましては、村で組織する方法、自治会が主体となる方法、有志団体による方法などさまざまな形が考えられます。

     ここでは詳細には踏み込みませんが、村として組織する場合は、若い方にも届くような斬新な仕組みが必要であると考えております。

     どちらにしても、地域の実情に応じてこうした取り組みを支えていく姿勢を持ちながら、持続可能な地域活動の在り方を皆さんとともに検討してまいりたいと考えております。

  • 南箕輪村でも林野火災注意報(警報)の運用が始まります。

    南箕輪村でも林野火災注意報(警報)の運用が始まります。

    2026年(令和8年)1月1日から、林野火災注意報の運用が始まります。

    林野火災注意報(警報)とは

    林野火災に注意を要する気象状況になると 「林野火災注意報」 が発令され「火の使用の制限」について、努力義務が課されます。

    さらに、危険な気象状況になると 「火災警報」 が発令され、「火の使用の制限」について、義務が課されます。

    火の使用の制限とは

    • 山林、原野等において火入れをしないこと。
    • 煙火を消費しないこと。(花火です)
    • 屋外において火遊び又はたき火をしないこと。
    • 屋外においては、引火性又は爆発性の物品その他の可燃物の附近で喫煙をしないこと。
    • 山林、原野等の場所で、火災が発生するおそれが大であると認めて広域連合長が指定した区域内において喫煙をしないこと。
    • 残火(たばこの吸殻を含む。)取灰又は火粉を始末すること。

    喫煙や花火、野焼きなどに制限が掛かります。

    林野火災注意報(警報)発令基準

    注意報

    • 前3日間の合計降水量が1mm以下 かつ 前30日間の合計降水量が30mm以下
    • 前3日間の合計降水量が1mm以下 かつ 乾燥注意報が発表

    警報

    • 注意報の発令基準に加え、強風注意報が発表されている場合。

    発令された場合

    林野火災注意報が発令された場合は、防災行政無線、市町村メール等により広報を行います。

    また、火災警報が発令された場合は上記に加え、サイレン、吹き流し、掲示板等でもお知らせします。

    罰則

    火の使用の制限に従わなかった場合、消防法により、30 万円以下の罰又は拘留に処することが定められています。

  • 南箕輪村議会一般質問(令和7年第4回)百瀬輝和議員

    南箕輪村議会一般質問(令和7年第4回)百瀬輝和議員

    令和7年第4回議会定例会における、百瀬輝和議員の一般質問です。

    大芝荘の今後について

    (1)大芝荘の利活用の検討は

     大芝荘の利活用に関するご質問でございます。

     まずは、これまでの経緯から申し上げます。

     大芝荘につきましては、利用者の減少に加え、新型コロナウイルス感染症の影響が重なったことから、令和3年6月14日より休業としております。

     休業後は、教育委員会が所蔵する文化財の整理や虫干し、陰干し作業、また一部展示の会場として活用され、本年度も掛軸の虫干しや、大芝高原まつりにおける文化財展示、有賀家に伝わる資料展示など、多くの文化財関連事業に利用してきたところであります。

     一方で、建物の老朽化は進んでおり、雨漏りや給排水設備の不具合も確認されております。従来の宿泊施設としての再開には相応の修繕が必要であり、現時点では慎重な判断が求められる状況であります。

     また、来年度リニューアルを行う大芝の湯において、宴会場を設置して、宴会機能を新たに付与する予定であります。

     こうした経緯を踏まえ、今後の大芝荘につきましては、当面の間は余裕財産として保持しながら、次の三点を柱として検討を進めてまいります。

     第1に、文化財の整理・保存・可視化の拠点としての活用であります。村内には数多くの文化財が分散しており、その整理・保存の環境整備は重要な課題であります。

     大芝荘はその空間的特性を生かし、文化財の集中的な整理拠点として引き続き位置づけてまいります。

     第2に、将来的な郷土館的機能の付与であります。大芝荘は、文化財の展示や保管に適した空間を一定程度備えており、郷土資料を体系的に整理・紹介する場としての可能性も期待されます。

     今後の文化振興の観点から、こうした方向性も視野に入れ検討してまいります。

     第3に、災害時のボランティア受け入れ拠点としての活用であります。大芝高原は指定緊急避難場所であり、災害対応上も大変有効な立地となっております。必要に応じ、ボランティアの寝袋を用いた寝床や休憩スペースとして活用できるよう備えてまいります。

     以上のとおり、大芝荘は休業後も新たな役割を担い始めており、村の文化財の可視化や災害対応の拠点として活用しつつ、その将来像を慎重に見極めてまいりたいと考えております。

  • 南箕輪村議会一般質問(令和7年第4回)太田篤己議員

    南箕輪村議会一般質問(令和7年第4回)太田篤己議員

    令和7年第4回議会定例会における、太田篤己議員の一般質問です。

    1 農業振興政策について

    (1)圃場の集約化・大規模化の現状はどうなっているか。今後どのように進めていくか。

     農業経営者が経営規模の拡大や農作業の効率化を図るには、農地を借り受けたり耕作する農地をまとめたりすることが非常に有効であります。

     農地を貸借をする方法として、以前は農業経営基盤強化促進法による貸し手と借り手の契約方法、いわゆる「利用権による貸借」が一般的でありましたが、法律の改正により、令和7年度から「利用権による貸借」による新たな契約は廃止となり、農地を貸借する場合は農地法第3条による貸借か、議員ご指摘の通りの「農地中間管理事業」による貸借での手続きのいずれかとなりました。

     令和6年度末時点の、認定農業者などの中心的経営体への「利用権による貸借」「農地中間管理事業」などによる農地の集積面積は約496haで農地全体の55%となっています。

     そのうち「農地中間管理事業」は約66haで約7%となっています。

     農業振興や農地の有効利用を進めていくためには農地の集積が有効であることから、今回策定する村の第6次総合計画の中で、5年後の担い手の集積率を60%と設定しています。

     また、先日も農政係と農業委員会合同で地域計画の話し合いを認定農業者などを参集して行いましたが、集積が進んでいく姿が見え始めていますので、引き続き農業委員会とも連携を取りながら、農地の集積化を推進していきたいと思います。

     一方、圃場の集約化につきまして、現在の農業機械に即した大規模な圃場の整備はこれからの農業には必要になってくるものだと考えます。

     村内の農業形態としましては、大きく括りますと、上伊那郡西天竜土地改良区と上伊那郡伊那土地改良区に属する水田エリア、西天竜用水路以西の西部地域の畑作エリアの括りに分けられます。

     特に受益面積の大きい西天竜土地改良区の水田地域では、過去に大泉川南と久保富士塚の地域で圃場整備を実施しており、最近では久保地区で新たな研究組織が立ち上がっています。

     圃場整備を実施するには、地元の皆様や地権者の皆様の理解と合意形成が必須で、通常ですと地元の負担金もかかってくるなど、ハードルの高さが集約化が難しい要因となっているかと思います。

     過去と同様の答弁となりますが、村としましては地元での動きがあれば、国や県とも連携をして、効果的な補助事業を研究し、必要な助言、支援に取り組んでいきたいと思います。

    (2)現状は米作主体となっているが、扇状地で狭小な農地が多い当地域では、多様な作物の栽培が向いていると思われる。今後の多様化戦略は。

     本村の農業の主体は水稲であり、その中心は、西天竜土地改良区による圃場整備が行われた水田地域であります。

     これらの地域では、まっくんファームをはじめとする大規模な担い手農家が、大型の農業用機械を活用し、水稲に加え、大豆、そば、小麦などを組み合わせながら、効率的な営農を行っております。

     一方で、本村は全体としてなだらかな扇状地に位置しており、圃場条件が整っていない狭小な農地も数多く存在しております。

     こうした農地においては、従来から農家の皆さんが、手作業や管理機など比較的小規模な農業用機械を用い、露地で自給的作物を中心に作付けを行うとともに、草刈りなどによる保全管理を続けていただいている状況であります。

     作付け作物の多様化につきましては、村では「風の村米だより」以外の作物について、南箕輪村農業再生協議会において振興作物を定めております。

     現在は、アスパラガス、スイートコーン、白ねぎ、ブロッコリーがこれに該当し、いずれも国の交付金対象作物となっております。

     これらの作物を検討する農業再生協議会幹事会には、JA上伊那の営農専門職員や、県の支援センターの技術者など、村職員にはいない専門的知見を有する方々が参画しており、技術的観点や市場動向を踏まえた協議の中で、地域として推進すべき作物を決定しております。

     したがいまして、近年の気候変動への対応や、狭小な農地条件に適した作物の選定、市場ニーズを踏まえた作付け体系の見直しにつきましては、今後の農業再生協議会幹事会における重要な検討課題として位置づけてまいりたいと考えております。

     また、村では地域計画を策定し、毎年、目標地図の見直しを行いながら、耕作者ごとに農地の集約・整理を進めていくこととしております。その前段階として、「このエリアではこの作物を中心に耕作してはどうか」といった形で、まずは作物のエリア設定を農業者の皆さん自身が考えていくという手法も有効であると考えております。

     今後も、圃場条件、担い手の状況、作物特性、市場動向など、さまざまな視点から検討を重ね、本村農業の持続的な発展につなげてまいりたいと考えております。

    (3)食料自給率向上、地産地消振興の点から見ても農業の担い手不足は深刻な課題である。営農の一形態として、一定規模以上の法人経営などが考えられるが、営農の組織化について村は何らかの施策、支援を考えているか。

     村の農業を守り、村内の農地を活用して維持しているのは、比較的小規模な自給的農家から認定農業者や法人などの大規模農家までその地域や農地の形状、立地に合わせて様々であります。

     議員ご指摘の通り、農地を活用して維持していくために有効な手段として、農業経営者を法人・組織化して、地域の中心的担い手農業経営体として大規模に営農をすることもその一つであります。

     その最たる法人が農事組合法人である「まっくんファーム」であり、村の農業者約550人が組合員となり村の農業の中心的な役割を担っていただいています。

     南箕輪村農業機械導入事業補助金を通じて支援をしています。

     しかしながら、まっくんファームも高齢化が進み、人材確保が大きな課題となっているのが現状です。

     この点につきまして、1月に村と農業委員会がまっくんファームと意見交換する場を設定しました。

     まっくんファームからは理事と中心的なオペレーターが参加し、意見交換を行うことになります。

     ここでは特に人的支援について意見交換を行い、出た意見の中から村が行うべき支援を本格的に検討し実施していきたいと思います。

     また、現在「農地基本台帳」に掲載されている法人及び団体の組織数(賃貸借が可能)は村内で21経営体となっており、農地を所有できる資格のある法人及び組織、いわゆる農地所有適格法人の数(賃貸借+所有が可能)は13経営体となっています。

     そのような法人等への支援につきましては、村では金銭的な支援は現状ありませんが、国や県の補助金の案内、申請書などの書類作成の支援を行っており、実際毎年のように補助金を受ける法人が出ております。

     国や県の各種農業者向けの補助金は大規模農業経営体が交付に有利となる採択基準となっているケースが多くみられるため、このような支援を継続していきたいと思います。

     また、就農規模の移住者へ対する支援ですが、「新規就農相談カード」を用いて、農地確保やどのような農業を行いたいかを聞き取り、JA、県支援センター、農業委員会などと一緒にサポートを行っています。また、ケースによっては移住相談窓口を案内するなど、横断的な対応にも心がけていますので、このような対応を今後も継続していきたいと思います。

    (4)農福連携は、障がい者の社会参画を実現するだけではなく、新たな働き手の確保につながる取り組みである。村の取組や今後の方針は。

     農福連携は、障がいのある方の社会参画を促進する取り組みであると同時に、農業分野における新たな働き手の確保や、耕作放棄地の解消といった課題にも寄与する重要な施策であると認識しております。

     農業には土づくり、種まき、草取り、収穫、運搬、袋詰めなど多様な作業があり、障がいの特性に応じて作業を切り分けやすい分野であるとされています。その一方で、障がいのある方が継続的に就労するためには、個々の特性に合った作業内容の調整や、長く関われる仕事の組み立てが不可欠であります。

     現在、村内においては、障がい者就労支援事業所が、知り合いのイチゴ農家に出向いて継続的に作業を行っている事例や、単発で野菜の収穫作業に従事した事例などが見られますが、いずれも村が直接関与したものではなく、個々の関係性を通じて就労につながったものであります。

     村としては、障がい者就労に関する専門的知識や、農業者と障がい者をつなぐノウハウについては、現時点では十分とは言えない状況にあります。

     なお、長野県セルプセンター協議会では、企業や団体、行政からの業務を県内の障害福祉サービス事業所につなぐ仕組みを有しており、農福連携にも取り組んでいることから、こうした既存の支援機関を活用することも一つの有効な手段であると考えております。

     村といたしましては、今後、農業分野においては営農センターを中心とした関係団体の総会や、先ほど申し上げましたまっくんファームとの意見交換の場などを通じて、農業者側の意向を把握してまいります。

     また、障がい福祉分野においては、上伊那圏域地域自立支援協議会などの機会を活用し、就労支援事業所の考えや課題を確認することから取り組みを始めたいと考えております。

     こうした意向把握を重ねながら、関係機関と連携し、本村の実情に即した農福連携の在り方について、段階的に検討を進めてまいります。

    2 森林資源の有効活用について

     (1)本村には大芝高原の森を初め、蔵鹿山、御射山等(旧生産森林組合所有林)、さらには飛地の山林があり、豊かな森林資源を有している。長野県には、「県産材利用促進条例」の中で①林業、木材産業等持続可能な産業として振興。②地域の森林資源を有効活用する取組を通じて、多様な産業発展を図り、地域内の経済循環活性化。③脱炭素化のための取組を効果的に推進すると謳っている。
     本村では、赤松を給食センターの建築材に利用するなどの取組もみられるが、県条例の基本理念を実現するためには、国・県交付金等も活用できる長期的な取組が必要となる。
     今後の森林資源活用の考えは。

     村では、昨年度「大芝高原森林づくり実施計画」を策定し、大芝高原を皮切りに、森林整備事業を本格的に開始したところでございます。本計画では、森林整備のみならず、「森をつかう」という視点から、森林資源の有効活用に向けた施策も整理いたしました。

     現状の実績では、議員からご紹介のあった学校給食センターのほか、小中学校の学習机天板やファーストトイ、役場のカウンター、保育園のおままごとセット、南箕輪中学校音楽室の下駄箱などが挙げられます。

     飛地に目を向けますと、蔵鹿山(ぞうろくやま)、御射山(みさやま)をはじめ、森林資源は伐期を迎えております。

     今年度の村の3カ年実施計画でもお示ししておりますとおり、令和9年度より飛地の伐採を開始し、令和10年度からは飛地の調査計画の策定に取り組む意向でございます。

     今後の、森林資源の活用について申し上げます。

     まず、価値の低い材につきましては、大芝の湯で稼働を予定している熱利用専用バイオマスボイラーにより、木質チップとして利用しますので、持続的で安定した資源活用の一つとして位置付けてまいります。

     一方、価値の高い材につきましては、今年度については、数百万円規模で市場に出材する予定でございます。

     県では「県産材利用促進条例」を踏まえ、「長野県内の建築物等における県産材利用方針」について、今月のパブリックコメントを経て、来年1月に予定される県産材利用促進連絡会議で見直される内容が決定するとのことです。

     具体的には、県による県産材の率先利用に関して、条例の趣旨に沿って、県産材利用が、「努める」「原則として」といったあいまいな表現を削除することにより明確となるよう見直されます。

     加えて、民間事業者等が整備する建築物への県産材利用に係る項目を追加し、建築物全般における県産材利用促進の取組を明確化や産地づくり、販路拡大等条例に基づく新規項目を追加し建築物以外の分野における県産材の利用促進や脱炭素社会に向けた取組などを明確化されます。

     こうした動きの中で、県レベルで定常的な木材の活用につながるようマネジメントが進むことを期待しております。

     村としても、非定常的な事業、例えば新たな公共施設の建設等に際しては、積極的に売り込みを行っております。

     現段階では詳細を申し上げられませんが、具体的な活用に結びついた案件も生じております。

     発表可能な段階となりましたら、改めてお知らせいたします。過去には、諏訪大社の修正材として採用された事例もございました。

     しかしながら、こうした個別営業のみで利用先を確保し続けるには、公務の立場上も専門ではなく、限界があるのも事実でございます。

     現在の制度では、公共施設改修への活用について補助事業の対象範囲や建築基準法の内装制限などが存在し、十分な活用が難しい側面もございます。

     しかし、森林資源を持続可能なかたちで生かしていくためには、中長期的な視点に立った計画づくりと、国・県の交付金等を戦略的に活用することが不可欠であると考えております。これらの点を踏まえつつ、今後の活用方法を検討してまいります。

     森林資源は、村民の皆さまにとって大切な財産でございます。国・県の制度を上手く取り入れながら、村民の皆さまに利益として還元できる仕組みを整えてまいりたいと存じます。

    (2)森林資源活用のためには、林業に携わる人材が不可欠である。先般、大芝高原において上伊那農業高校「くらしのマネジメント課里山コース」の間伐実習の視察の際には、女子を含む多くの生徒が見られ、林業の将来に心強い思いを感じた。
    林業、林産業人材育成に向け、村としての取組・支援をしていく考えはあるか。

     林業・林産業人材育成に向け、村としてどのような取組や支援を進めていく考えがあるのか、とのご質問でございます。

     まず、長野県全体では、今後、段階的に増加が見込まれる素材生産や再造林、その後の初期保育に的確に対応するため、素材生産と保育の双方に従事する人材の確保が重要であるとしております。

     県では、就業希望者の裾野拡大から、就職、就業後の定着促進に至るまで、各段階に応じた体系的かつ総合的な支援を講じ、新規就業者を年間120人、令和9年には林業就業者1,600人を確保することを目指すと掲げております。

     今年3月には、信州の森林で働く方・働きたい方のためのポータルサイト「ながの森ジョブ.BASE」も開設されました。

     また、木曽谷・伊那谷フォレストバレーでは、森林・林業に関する教育機関や試験研究機関が比較的近距離に集積している利点を生かし、全国から学びや起業を志す人々が集い、多様なコミュニティが形成される取り組みが進められております。

     こうした広域的な枠組みでの人材育成は、大変有効であると考えております。

     一方で、村としての具体的な取組についてでございます。

     村内の現状に目を向けますと、林業施業を専業とする事業者は現在おりません。建設業者のうち、林業関連作業について業者指名願を提出しているのは、2社(堀建設、原建設)のみでございます。

     また、林業従事者数の推移でありますが、村政要覧の数字を申し上げますと平成17年9人、平成22年10年、平成27年17人、令和2年14人であります。

     平均年齢と新規就業者のデータを持ち合わせておりません。

     参考として、長野県林業統計書によりますと、長野県全体では令和2年度の数字で1,449人であります。

     年齢構成では39歳以下が463人、40代が393人、50代が288人、60代が216人、70歳以上が89人となっています。

     そうした中、村では令和7年度から初めて「地域林政アドバイザー」との契約を開始いたしました。

     近年において、役場が林業分野に専従的に関わる人材と契約したのは初めての取り組みであり、村の林政を進めるうえで大きな一歩であると受け止めております。

     さらに、林業振興という観点からは、本村の森林状況を踏まえ、村からの委託費も年々増加しております。

     令和元年 14,700,000円、17,000,000円、18,100,000円、19,900,000円
 令和5年 33,500,000円、令和6年 39,500,000円

     このように、村として直接的な「仕事づくり」を進めていくことも、重要な視点であると考えております。

  • 南箕輪村第6次総合計画の解説その2「基本構想」

    南箕輪村第6次総合計画の解説その2「基本構想」

    南箕輪村第6次総合計画が、むらづくり委員会の皆さんの丁寧な議論を重ねて取りまとめられました。

    (さらに…)