南箕輪村長選挙が2021年4月11日(日)に行われます。
村長選の立候補者(2021年2月9日現在)
2021年2月9日現在、立候補を表明しているのは、村議会議員2名となっています。
なお、現村長の唐木一直氏については、不出馬(引退)を明言しています。
なお、2021年1月1日の地元新聞によれば、複数の立候補者擁立の動きがあると、報道されています。
村議会議員選挙(補選)
さて、村長選に出ることになると、当該議員は自ずと村議会議員の職は辞することになりますが、そうなると議員の数が減ることになります。
そういった場合、村議会議員の補欠選挙=補選は行われるのでしょうか。
市区町村議会においては、欠員が定数の6分の1を超えた時に補欠選挙が行われる。ただし、この条件を満たさない場合でも、都道府県知事(市区町村長)の選挙等が行われる場合、選挙の告示前(市区町村議の場合は選挙の告示の日前10日)までに欠員があれば、同時に補欠選挙(いわゆる便乗選挙)が行われる。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A3%9C%E6%AC%A0%E9%81%B8%E6%8C%99
原則
補欠選挙は、欠員が定数の6分の1を超えた時に行われます。
南箕輪村議会の定数は10人ですので、1人減っただけでは、欠員が定数の6分の1を超えませんので、補欠選挙は行われません。
もし、2人以上が村長選に出馬する場合は、6分の1を超えますので、補欠選挙が行われることになります。
例外(但し書き)
1人減っただけでは、補欠選挙は行われませんが、それは原則であって、例外が但し書きとして記されています。
但し書きには、村長選挙が行われる場合、選挙の告示前10日までに欠員があれば、補欠選挙(便乗選挙)が行われる、とあります。
それでは、今回の南箕輪村のケースでは果たしてどうなるのでしょうか。
議員が1人だけ出馬する場合
結論:補選は「ある」かもしれないし、「ない」かもしれない。
議員が村長選挙に立候補する場合には、辞職せずに立候補して自動失職するケースと、潔く辞職をしてから立候補するケースがあります。
補選なし:辞職せずに立候補して自動失職するケース
村長選の告示日(2021年4月6日)に村議会議員が立候補を届け出ると、自動失職となります。
そうなった場合は、補選の被選挙数が確定されないため、補欠選挙は行われないことになります。
南箕輪村議会は、次の選挙まで議員9人で動かすことになります。
補選あり:潔く辞職をしてから立候補するケース
潔く辞職をしてから立候補が行われれば、補選の被選挙数が確定するため、村議会議員の補欠選挙が、村長選挙に便乗して行われることになります。
議員が2人以上出馬する場合
議員が2人以上出馬する場合は、必ず補欠選挙が行われることになります。
村長選挙と別に実施すると選挙費用(=税金)が無駄になりますので、立候補者には「潔く辞職をしてから立候補するケース」を選択していただき、村長選挙と村議会議員選挙の補選を一緒にできるよう、ご配慮いただきたいですね。
議員への立候補について
議員へ立候補を検討されている方で、ご質問等ある方は、私のできる範囲で回答できればと思います。
問い合わせからご質問いただいてもOKですし、Zoomでオンラインで行うこともできます。
ツイッターに質問いただいてももちろんOKです。
2021年1月5日 文責 藤城
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