南箕輪と西箕輪をつなげよう構想!おらほの協力隊と話そう(西箕輪編)に参加してきました。

ジョブ

南箕輪と西箕輪をつなげよう構想がスタートしています。

南箕輪と西箕輪と言えば、飛地を巡って過去争いが絶えなかったことを

南箕輪村の飛び地(飛地)について考察

では紹介しましたが、

百数十年たった今、

いよいよ南箕輪と西箕輪をつなげよう構想

がスタートしますよ。

おらほの協力隊と話そう

私と同期である伊那市の地域おこし協力隊のM氏がMTB(マウンテンバイク)活動の中で

みはらしファーム(西箕輪) ← → 大芝高原(南箕輪)

をマウンテンバイクでつなげる企画が構想されています。

南箕輪村の人口増についての考察18「山麓の村人〜恵まれた日照と夜の涼しさ」

でも紹介していますが、この地域は高い山々に挟まれているので、

マウンテンバイク(山バイク)はとても親和性があると思っています。

そんな中、本日MTB活動の発表会があったので参加してきました。

ちなみに「おらほ」とは方言で「うちの」って意味らしいです。

なお、毎度の事ながら伊那市の勤務時間は週24時間で羨ましい限りっす。

なお、私のつなげよう構想は

ダム・飛び地(南箕輪)ー みはらしファーム(西箕輪)ー 大芝高原(南箕輪村)

となっており、西箕輪だけでなく、飛び地もつなげようまで妄想しています。

アイディアください

何よりも前に「皆さんアイディアをください!」っとお願いする形で会は始まりました。

最初にそう言われると、

何か提供しないとっ!

と思っちゃうから

いいやり方だなぁと思いました。

・行き詰まっているわけではないけど・・・アイディアが欲しい

・ここでどんなことができるか・・・アイディアが欲しい

・コースでどんなイベントができるのか・・・アイディアが欲しい

・他地域に持ち込んだ時にはどんなことができるのか・・・アイディアが欲しい

そんな感じで会は始まりました。

MTBに触れたきっかけ

M氏が通った大学が高知だったことから、大学時代は酒を飲む事と自転車に乗る事しかしていなかったとのこと。

大学時代に好きなものが見つかって羨ましい限りっす。

その頃は トライアル っていう

自転車に乗って、いかに足をつかずに進んでいくかという競技をしていたとのこと。

ちなみに、大学では地学を先行していて化石を掘っていたとのこと。

コースの整備では土質なんかが影響してくるので、役にやっている様子?

大学卒業後は、東京、大阪、兵庫で自転車に勤めた後に、伊那市のみはらしマウンテンバイクプロジェクトの地域おこし協力隊が募集されているのを発見して、移住してきたとのことです。

奥さんは南箕輪村ご出身のご令嬢らしいので、ご縁があります。

山の中にマウンテンバイクコース

現在、西箕輪村の山の中に、マウンテンバイクのコースを作っているとのこと。

主なミッションは

・マウンテンバイクのコースの設置、管理、運営

・農業体験等をセットにしたメニューの企画および実施

となっており、その上流ミッションに

・経ヶ岳自然植物園とはびろ農業公園みはらしファームの活性化

が設定されているとのことです。

南箕輪村と違って個別具体的な形でジョブが設定されているのが、

伊那市の地域おこし協力隊の特徴です。

1年目

1年目は、みはらしファームに「のってみらっし」という

キックバイクコースの設置し、その運営をしていたとのこと。

実は私たち家族も一度遊びに行きましたよ。

キックバイクは、バランスバイク・ランバイクとも言われていて、ペダルがない自転車です。

ここ10年で小さな子どもたちを中心にブームが来てますよね。

子育てお役立ち情報として、

早いうちからキックバイクに乗っていると、自転車への移行もスムーズらしいですよ。

M氏としては、自転車からさらにマウンテンバイクにステップアップして欲しいという願いがあるそうです。

なお、「のってみらっし」も方言で、「のってみんしゃい」って意味です。

のってみらっしは、1年目の6月から何にもないような野原からスタートして

・切り崩して

・平らにして

・切り盛りして

・コブのある

コースを作っていったそうです。

のってみらっしは、土のコースにすることと、波のあるうねうねしているコースにするという点にこだわったコースであるとのことです。

全国的に平坦なコースが多い中、ここはとっても珍しいとのことですよ。

毎週末に営業して、月平均100人の参加者があったとのことです。

あったかくなってきたら、ぜひ行ってみてください。

2年目

2年目からは、のってみらっしでレースイベントを6月・9月と年2回始めたとのこと。

最初のイメージは初めての子が初めてのレースというものでしたが、

蓋を開けて見れば、ガチ勢が集まってきてかなり白熱したとのこと。

「走っている時の子供の表情が好き」

「メダルを大阪の企業に協賛してもらって奮発した」

・・・楽しそうに語るM氏

今年、2019年はみはらし20周年という事でさらなる企画を実施していきたいとの事。

あの時の兄ちゃんみたいになりたい

レースやイベントではマウンテンバイクのライドパフォーマンスもしていて、

それは小さい頃に受けたインパクトを大切だと思うからだそう。

「あの時の兄ちゃんみたいになりたい。」

それがゴール。

実は昨年2月に開催した

まっくんLINEスタンプ発表会でも、

ライドパフォーマンスを披露していただきました。

山のコースづくり

2年目から西箕輪の山の中のコース作りをいよいよ開始したとの事。

まずは、

・山の中を歩き回っていいところがないか探して

・地図でコース案を作って

・地主と交渉

・予算の確保

・そして着工

そんな手順でコース作りがスタート。

山の土は黒土がメインだったけど、実はベストではない土であるそう。

理由は、

・濡れるといつまでもぬかるんでしまう。

・春先は霜柱がすごい

から。

でも、山は傾斜がゆるくていい感じ。

コース作りの苦労

手を入れないとヤブヤブの藪

手作業で根っこをひたすらとって固めていた。

蜂が多くて刺された。

蚊にも刺された。蚊取り線香臭くなった。

朝から晩まで続けた。

でも、台風の後は一瞬でやり直し。

富士塚(プチ富士山)があったりする。

地元の人でも知らないものが眠っていたりする。

だんだんになっているところは昔は畑だったかなぁ・・・でも何年前?

後々看板を立てたりして地域の歴史として紹介したい。

コースが出来たら終わりでない。

2030年前にマウンテンバイクのブームがあってコースもどんどん出来たそう。

でも、長続きしないマウンテンバイクコースが多いのが現状であり、

理由は熱のある人が作って、その人がいなくなったら

おしまい

というケースがほとんどのため。

そうならないためにも、一番の目標が

「地元に愛されるフィールドに」

熱く語るM氏

今後の展開

・運営開始

・フィールドの拡大

・林業との連携

・イベント開催

フィールドを広げると管理が大変になるが、たくさんの人に来ていただいて地域にお金を落として欲しい。

ゴールデンウィークに間に合わせたい

西箕輪のMTBコースオープンはゴールデンウィークを目指しているとの事です。

レンタルバイクも用意する予定らしいので、是非ゴールデンウィークは

みはらしファームへ!

2019年1月16日 文責 藤城

コメント