国道361号の南原歩道設置や姥神峠道路等の整備促進について

一般国道361号は、昭和50年4月に一般国道へ指定され、その後、調査・改良が着実に進められてきました。

本村にとって特に関連が深い事業として、権兵衛トンネルの開通が挙げられます。同トンネルは本年、開通20周年を迎え、記念式典の開催も予定されています。

南箕輪村の整備状況

長野県の361号は木曽町、塩尻市、南箕輪村、伊那市をとおり、管内延長は63.565Kmとなっています。

南箕輪村はそのうち6.829Kmで、改良(5.5m)、舗装ともに100%となっています。

現在は、国補交通安全対策として、南原地区で全長0.48Kmにおよぶ2.5mの歩道設置工事が進んでいます。

令和4年から着工しており、令和7年現在、247,000,000円の事業費が歩道設置工や用地補償で掛けられています。

姥神峠道路(延伸)の整備状況

権兵衛トンネルなどいくつかのトンネルを抜けた先にある神谷ランプ(ループ橋)から、木曽町日義宮ノ越まで、約3.5Kmの姥神峠道路の延伸が進められています。

全長3.5Km、幅員7.0mの道路を設置する工事で、3つのトンネルと7つの橋梁が掛けられる大規模なものとなっています。

令和7年までの事業費は、2,005,000,000円で環境調査や用地測量、用地補償、本工事が進められています。完成するには少なくとも340億円ほど必要とされています。

岐阜県の整備状況

令和元年より、下之向工区が事業化され、工事が進められています。

下之向大橋の架け替えが進められ、幅員が4,6mから8mに拡張されます。現在は橋台の工事が鋭意進められており、年内に完成する予定です。

要望事項

国道361号改修促進期成同盟会では、毎年要望事項をまとめ、国に対して要望活動を行っています。

  • 高山市高根町下之向の下之向橋架替の整備推進
  • 高山市高根町大古井地区の急カーブ区間の解消
  • 高山市高根町上ケ洞地区の狭隘区間の解消
  • 伊那木曽連絡道路について、姥神峠道路の整備推進
  • 伊那市街地狭隘区間の解消
  • 伊那市高遠町西高遠地区崩落多発箇所の恒久的な安全対策の早期事業化
  • 木曽町開田高原 九蔵峠狭隘区間の解消
  • 木曽町開田高原 長峰峠区間の整備推進
  • 南箕輪村南原、沢尻地区の交通安全対策として歩道の設置と通行車両のスピード抑制対策の実施