南箕輪村の犯罪や特殊詐欺の状況について

2025年8月20日に南箕輪村防犯協会の総会が開かれ、南箕輪村の犯罪や特殊詐欺の情報が共有されました。

犯罪の状況

南箕輪村駐在所管内において、令和6年は窃盗犯と知能犯が、高水準で推移した年となりました。

凶悪犯粗暴犯知能犯風俗犯窃盗犯その他総数
R6007148662
R5151126337
R4033235952
R3030131338
R205302862
R1043025638

令和に入ってからは、年間35件から65件程度の刑法犯が認知されている状況です。

また、伊那警察署管内全体の刑法犯認知件数は微増傾向にあり、特に車上ねらいが増加しています。

特殊詐欺の被害状況

南箕輪村駐在所管内において、発生した特殊詐欺の被害は下記のとおりです。なお令和7年は7月末現在の数字となっています。

オレオレ詐欺架空請求還付金SNS型投資
令和7年4,020,000円
令和6年7,536,438円737,568円5,970,000円

全国的な特殊詐欺の被害状況

被害が表面化した2004年以降の累計被害額は約7,200億円に達し、昨年2024年の被害額は確定値で718.8億円と過去最多を更新いたしました。

また、2025年現在の被害額はすでに700億を超えており、過去最高となってしまうことは確実です。

近年は「警察官等を装う手口」や、非対面型のSNS型投資・ロマンス詐欺の増加が指摘されており、対策の一層の強化が求められております。

クマ対策

防犯協会総会の質疑の中でクマ対策について質問がありました。

クマの侵入経路である、大泉川、小沢川からの該当箇所にライブカメラを設置し、カメラで確認した際には檻を設置して捕獲に努めていると回答しました。

また、ゾーニングについても現在進めているところです。

ライポリス

2025年2月にリリースされた、長野県警察安全・安心アプリ「ライポリス」の導入推奨も行いました。

防犯研修会

このような背景を踏まえ、特殊詐欺およびロマンス詐欺への具体的な対策を学ぶ防犯研修を伊那警察署から講師をお迎えして実施しました。

この研修会は、どなたにもお役立ていただける内容のため、本年度からは一般の方もご参加いただけるよう運用を改めましたので、よろしくお願いいたします。