キノコ廃培地を牛の飼料にするための地元上伊那農業高等学校の取り組み(第1回みどり戦略学生チャレンジ大臣官房長賞受賞)

南箕輪村にある上伊那農業高等学校の生徒たちが、第1回みどり戦略学生チャレンジに出場し、見事大臣官房長賞を受賞されました。

おめでとうございます。

今回はその成果をまとめていきたいと思います。

第1回みどり戦略学生チャレンジで大臣官房長賞

https://www.maff.go.jp/j/kanbo/kankyo/seisaku/challenge_kekka.html (農林水産省 第1回みどり戦略学生チャレンジの結果)

農林水産省が開催した、第1回みどり戦略学生チャレンジで、上伊那農業高等学校の生徒たちは、見事大臣官房長賞を受賞されました。

みどり戦略学生チャレンジとは

農林水産省WEBサイトより

https://www.maff.go.jp/j/kanbo/kankyo/seisaku/midori/challenge.html

近年、気候変動による被害が各地で発生しています。また、農村における働き手の高齢化や担い手不足も深刻です。
このような背景を踏まえ、農林水産省では、2050年に向けて、環境にやさしく、かつ生産性の高い、持続可能な食料・農林水産業の実現をめざし、2021年に「みどりの食料システム戦略」を策定しました。
2050年に日本を担う学生の皆さんは、まさにみどり戦略の主役。
日本の食料・農林水産業をリードするために、環境にやさしい取組にチャレンジしてみませんか。

キノコのPowerで和牛の未来に活気を! ~持続可能な生産基盤の実現に向けて~

上伊那農業高等学校の生徒のみなさんは、キノコと和牛をテーマにしたチャレンジの成果を発表されました。

キノコ廃培地いわゆる廃菌床は、キノコ栽培時に用いられるものですが、栽培後は産業廃棄物として廃棄されています。

また、長野県は日本の中で有数のキノコの生産地です。

廃菌床は、菌体タンパク質など含んでおり、良質な乳酸発酵をすることで、保存性のある牛の飼料にすることができれば、有効な使い道となります。

この研究は2022年から始まっており、学校内での継承により、今回見事に成果を出されたということは、学校内のつながりがあるからこそできる素晴らしい取り組みであると感じます。

チャレンジ結果

廃菌床を保存性のある牛の飼料にするにあたり、飼料の長期保存性の実現と給餌動物へのプラスの影響を生み出すなど、様々な結果を生み出すことができました。

キノコのPowerで和牛の未来に活気を! ~持続可能な生産基盤の実現に向けて~ 上伊那農業高等学校
キノコのPowerで和牛の未来に活気を! ~持続可能な生産基盤の実現に向けて~ 上伊那農業高等学校

第1回みどり戦略学生チャレンジ大臣官房長賞受賞

その結果を、第1回みどり戦略学生チャレンジで発表され、繰り返してになりますが、見事、大臣官房長賞を受賞されました。

その時の高校生たちの発表の様子は下記からご覧いただきます。

全国の高校生が社会問題を解決するビジネスモデルを発表する「高校生みんなの夢AWARD in 大阪・関西万博」

みどり戦略学生チャレンジとは別に、研究、発表者の一人である、田畑カンナさんが、全国の高校生が社会問題を解決するビジネスモデルを発表する「高校生みんなの夢AWARD in 大阪・関西万博」の予選を勝ち上がり、ファイナリストである10名の高校生の一人に選ばれました。

その時の田畑さんの発表の様子は下記からご覧いただきます。

表敬訪問にお越しいただいた時は、発表することに自信と興味が湧いてきているとのことでした。

他にも様々な取り組みへエントリーしているとのことで、今後のさらなる活躍を期待しています。