持続可能な自治会検討委員会での検討その2「役がすぐまわってきてしまう」

南箕輪村では令和5年度、6年度、7年度の3年間をかけて、自治会を持続可能なものとするための検討を重ねてきました。

これまで、検討・決定・変革してきた内容について、シリーズでお伝えしていきます。

テーマ2 役がすぐまわってきてしまう

自治会の基礎的共同体である組について、組に加入している世帯が少なくなると、役がすぐにまわってきてしまい、大変なケースが生じています。

背景

組の世帯数は、宅地造成地では増える傾向ですが、減少している地域もあります。

5世帯以下の組では役員を兼任するなどして対応してきましたが、高齢化の進行等により、近年は組を解散するケースも出てきています。

現在の村における組の最少世帯数は4戸、最多世帯数は49戸であり、その差は約12倍もあります。

分析と提案

組の再編が一つの解決策として考えられますが、これまでの関係性が変わってしまうため、上手くいかないケースも少なくありません。

再編が上手くいかず、組が解散してしまうと関係性が途切れてしまいます。

そこで、まずは複数の組で役割だけを合同で担ってみてはいかがでしょうか。

組長はそれぞれ必要になりますが、その他の役割については合同で1人を選任するようにします。

複数年経過し関係性が構築できれば、次の段階として、組を再編していく選択肢も出てくるのではないでしょうか。