農家から消費者まで、お米と一緒に旅をしてみる第3部

ここまで2回にわたり、農家がつくったお米がどのような事業者を経て私たちの食卓まで届くのか、そして、その途中でどのようなことが発生しているのかを見てきました。

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最後は、令和8年産米の概算金が60kgあたり2万円程度なら、スーパーのお米はいくらになるのか、結論は正直分かりませんが、少し考えてみました。

2万円なら白米5kgの原料はいくら?

概算金2万円は玄米60kgに対する金額で、単純に12で割れば5kg1,667円ですが、私たちがスーパーで買うのは白米で、仮に精米歩留まりを90%とすると、玄米60kg → 白米約54kgとなるため、白米5kgをつくるための玄米は約5.56kgとなり

20,000円÷60kg×5.56kg=約1,850円

となります。

つまり概算金が2万円なら、白米5kgの価格には、スタート地点ですでに約1,850円が生じています。

1,850円ではスーパーに並ばない

この1,850円に、第1回、第2回で紹介した、集荷、検査、保管、輸送、卸、精米、選別、包装、物流、小売などの費用が加わります。

農林水産省によると、集荷団体が行う集荷・流通等の経費だけでも、令和6年産米では銘柄や地域による違いはありますが、概ね60kgあたり約2,000円と推計されています。

いくらになるのか

過去の価格形成を参考にかなり単純化して考えるなら、概算金2万円の場合、白米5kgで3,500円前後から4,000円程度は一つの目安として考えられます。

令和8年産米が豊作となり在庫が増えれば、これより安くなる可能性がありますし、不作や集荷競争が起これば高くなる可能性もあります。

農家が持続的に米をつくることができ、消費者も無理なく買える価格はどこなのか。

今年の新米がスーパーに並び始めたら、概算金2万円が最終的に5kgいくらになったのか、確認して先行きを注視してまいります。