まぼろしの村道2号線

南箕輪村の1級村道は、「村道1号線」「村道3号線」「村道4号線」として、10号線まで番号が付けられています。

ところが、なぜか「村道2号線」が見当たりません。

1号線の次は3号線になっています。

2号線は最初から存在しなかったのでしょうか?

かつては存在した

調べてみると、村道2号線は、かつて北殿から天竜川を渡り、伊那市福島方面へ向かう道路、つまり旧天龍橋に関係する路線だったとみられます。

旧天龍橋は、南箕輪村北殿と伊那市福島を結ぶ重要な橋でしたが、2010年7月の豪雨で橋脚が沈下したため、架け替えられました。

現在の橋は国道153号伊那バイパスの整備に伴って建設され、2010年10月に供用が始まりました。新しい橋は長さ約100メートル、幅約16メートルで、開通と同時にバイパスの一部区間も供用されました。

こうした道路整備によって、以前は村が管理していた道路が国道などに組み込まれ、村道2号線そのものが廃止・変更されたものと思われます。

道路が国道153号伊那バイパスとして整備された際に、その役目を終えたようです。

別の路線を2号にしないのか

空いた「2番」を別の村道に使わないのでしょうか。

道路の番号は、単なる順番ではありません。認定や廃止の記録、工事の履歴、道路台帳などと結び付いています。一度廃止した番号を簡単に使い回すと、昔の書類や図面との混同が起きるため、欠番のまま残すことがあります。

地図の上から姿を消し、番号だけが空白として残った「まぼろしの村道2号線」。

2号線から、過去の災害の記録を伝えていただきました。