南箕輪村では、一人暮らしの高齢者などが自宅で安心して生活できるよう、「緊急通報システム事業」を実施しています。
この事業は、対象となる家庭に専用の緊急通報装置を設置し、急な体調不良や事故など、自分で電話をかけることが難しいような「もしも」の際に、簡単な操作で外部へ助けを求められるようにするものです。
「一人暮らし高齢者等に専用通報機を設置し緊急時に通報できる体制を確保する」としております。
電話との違い
普通の電話との大きな違いは、緊急時に電話番号を調べ、受話器を持って相手に状況を説明するという一連の操作をできるだけ省けることです。
例えば、自宅で転倒して動けなくなった、急に胸が苦しくなったといった場合、スマートフォンが別の部屋にあれば連絡できないこともあります。こうした場面に備えるのが緊急通報装置です。
制度の歴史
南箕輪村では平成20年に「緊急通報システム事業実施要綱」を制定しており、かなり以前からこの仕組みを続けています。現在の第9期高齢者福祉計画でも、装置の設置台数について令和6年度30台、令和7年度32台、令和8年度34台という目標を掲げています。
事業規模
令和7年度の決算額は約95万円で利用者は29人ほどとなっています。それほど大きな事業費ではありませんが、一人暮らしの高齢者にとっては「何かあったときに助けを呼べる」という安心感そのものに意味があります。
一方で、スマートフォンやスマートウォッチ、見守りセンサーなどの技術は急速に進歩しています。今後は、現在の緊急通報装置を維持するだけでなく、転倒検知や一定時間動きがない場合の安否確認など、新しい見守り技術とどう組み合わせていくかも検討する価値がありそうです。
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