南箕輪村では、かねてから整備を進めてきた合葬式墓地が完成します。
少子化や核家族化が進む中、「お墓を継ぐ人がいない」「子どもたちにお墓の管理を負担させたくない」「自分が元気なうちに、亡くなった後のことを決めておきたい」といった相談が増えています。
こうした新しい時代のお墓のあり方に対応するために整備したのが、南箕輪村の合葬式墓地です。
そもそも「合葬式墓地」とは?
一般的なお墓は、家族ごとに墓石を建て、その家族や子孫が管理していきますが、合葬式墓地は、一つの納骨施設の中に多くの方のご遺骨を埋蔵するお墓です。
最大の特徴は、使用者やその家族が将来にわたって墓地を維持管理する必要がないことです。
今回整備した施設は、中央にモニュメントを設け、その周囲に個別埋蔵庫と共同埋蔵庫を配置しています。
墓域全体の直径は約27.5m、個別埋蔵庫13か所、共同埋蔵庫4か所を備え、個別埋蔵160体、共同埋蔵900体、合計1,060体を受け入れられる規模となっています。駐車場も7台分を整備しました。
モニュメント形式の合葬式墓地は上伊那では珍しいと言えます。眺望が大変素晴らしい場所なので、家屋ではなくモニュメントを選択した背景があります。
「個別」と「共同」の2つから選べます
南箕輪村の合葬式墓地には、2種類の埋蔵方法があります。
①個別埋蔵方式
ご遺骨を骨壺などに納めた状態で、個別のスペースに15年間保管します。15年が経過した後は、ご遺骨を共同埋蔵庫へ移します。
使用料は1体につき、
村に住民登録がある方 15万円
村に本籍のみがある方 18万7,500円
です。
②共同埋蔵方式
最初からご遺骨を直接、共同埋蔵庫に埋蔵する方式です。
使用料は、
村に住民登録がある方 5万円
村に本籍のみがある方 6万2,500円
です。
大きなポイントは、いずれも毎年の管理料などはかからないことです。使用料とは別に埋蔵時の手数料6,500円(税別)が必要ですが、その後、家族が毎年管理料を払い続ける仕組みではありません。
なお、夫婦や家族で利用する場合でも、申し込みや使用料は「1体ごと」となります。
「自分のお墓」を生前に決めることもできます
今回の制度で大切にした点の一つが生前申し込みができることです。
例えば、「子どもは県外に暮らしているので墓守をお願いしたくない」「自分が亡くなった後に家族がお墓を探す負担をなくしたい」という場合、元気なうちに自分自身の埋蔵場所を確保しておくことができます。
ただし、個別埋蔵の場合の15年間は使用許可をした日から数えます。このため、生前に申し込んだ場合は、亡くなって実際に埋蔵するまでの期間も15年間に含まれる点には注意が必要です。
名前を残すこともできます
「合葬式だと、誰がここに眠っているのか分からなくなってしまうのでは?」という心配もあると思います。
そこで、参拝エリアの左右には墓誌を設置しています。
希望する方には墓誌札を無料でお渡しし、氏名などを刻んで墓誌へ取り付けることができます。墓誌札そのものは無料ですが、文字を刻む費用や取り付け費用は使用者側の負担となります。
参拝は、施設正面に設けられた献花台で自由にお参りしていただく形となります。個別埋蔵庫の中に入って参拝する方式ではありません。
誰でも申し込めるわけではありません
対象となるのは、
- 南箕輪村に住民登録がある方、または本籍がある方
- 南箕輪村墓地公園の一般墓地の使用許可を受けていない方
です。
現在、村の一般墓地を使用している方が合葬式墓地へ移ることもできますが、その場合は一般墓地を村へ返還していただく必要があります。
一度共同埋蔵すると、ご遺骨は返還できません
ここは申し込み前に知っておいていただきたい重要な点です。
個別埋蔵については、許可から15年以内に使用を中止した場合、ご遺骨を返還することができます。
しかし、共同埋蔵庫へ埋蔵したご遺骨は返還することができません。
個別埋蔵でも15年経過後は共同埋蔵庫へ移されますので、その後の返還はできません。個別か共同かを選ぶ際には、ご家族ともよく相談していただきたいと思います。
お墓を「次の世代に残す」から「自分の代で決める」へ
合葬式墓地は、従来のお墓を否定するものではありません。一般墓地、寺院のお墓、合葬式墓地など、それぞれの家族の事情や考え方に応じて選べる選択肢を増やすものだと考えています。
場所
場所は、南箕輪村2380番地151、大芝区の富士塚グラウンド西側です。
詳しい申し込み方法や必要書類などは、南箕輪村役場住民環境課へお問い合わせください。
https://www.vill.minamiminowa.lg.jp/soshiki/jyumin/gassousikibochi.html
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