2025年12月18 日現在、政府が主導で学校給食費の抜本的な負担軽減(いわゆる給食無償化)の議論が進んでいます。
南箕輪村の現状と将来見込みについてお知らせします。
国庫補助基準額
政府は国庫補助基準額を5,200円としています。
給食は11ヶ月で計算されるようで、年間にすると57,200円となります。
南箕輪村の小中学校の食材費
南箕輪村の小中学校の1人あたりの食材費は下記表のとおりです。
| 食材費 | 人数 | 1人あたり の食材費 | 給食 日数 | 単価 | |
| 南箕輪小学校 | 51,782,952円 | 751 | 68,952円 | 204 | 338円 |
| 南部小学校 | 18,961,800円 | 275 | 68,952円 | 204 | 338円 |
| 南箕輪中学校 | 36,469,440円 | 480 | 75,978円 | 201 | 378円 |
| 合計 | 107,214,192円 |
小学校では1人1月あたり68,952円、1日あたり338円、中学校では1人1月あたり75,978円、1日あたり378円の食材費となっています。
村の補助金
これら食材費については、年々値上がりをしている背景をうけて、南箕輪村では、保護者負担額軽減補助金として、下記表のとおり毎年補助金を増額してきました。
| 年額 | 1食あたり | |
| 令和2年度 | 3,000円 | 15円 |
| 令和5年度 | 5,000円 | 25円 |
| 令和6年度 | 4,000円 | 26円 |
| 令和7年度 | 629円 | 3.1円 |
| 合計 | 12,629円 | 69円 |
結果、現在は1人あたり年額12,629円まで増えており、村の補助金総額では19,019,274円(12,629×1506人)になっています。
給食費(食材費ー補助金)
食材費から村の補助(12,629円)を引いた実際の給食費は次のとおりとなっています。
| 1人あたりの 食材費 | 1人あたりの 給食費 | 単価 | |
| 小学生 | 68,952円 | 56,100円 | 275円 |
| 中学生 | 75,978円 | 63,315円 | 315円 |
令和8年度からはどうなる?
さて、政府は年額57,200円を提示していますので、68,952円から57,200円を引いた残りの11,752円×児童数の財源を捻出できれば、小学生は完全無償化が実現できる見込みとなります。
| 金額 | 総額 | |
| 国庫補助 | 57,200円 | 58,687,200円 |
| 村補助or保護者負担 | 11,752円 | 12,057,552円 |
| 合計 | 68,952円 | 70,744,752円 |
11,752円について、村が補助して完全無償化とするのか、保護者負担とするのかが、今後の論点となります。
中学校は?
一方、中学校についても政府は段階的に拡充していくとしていますが、時期は未確定です。
そのため、小学生が令和8年度からは最高でも年額11,752円の負担でよくなるのに対して、中学生は引き続き年額63,315円の負担が求められます。
仮に、中学生にも同様の国庫補助が行われることになった場合は、保護者負担は9,013,440円となり、1人あたり18,778円となり、小学生と同様に負担額が大きく下がります。
| 金額 | 総額 | |
| 保護者負担 | 18,778円 | 9,013,440円 |
| 国庫補助(実際ない) | 57,200円 | 27,456,000円 |
| 合計 | 75,978円 | 36,469,440円 |
ただし、これは仮の話で、実際に国庫補助はありませんので、もしこのように中学生に向けても負担軽減をしていきたいと思った場合、国庫補助分の57,200円を独自に村で財源を確保してなくてはいけません。
村の財源
現在、南箕輪村では、児童生徒一人あたり12,629円の補助を行なっていることをさきほど説明しました。
その補助総額は19,019,274円となっており、これは財源として考えられます。
また、これまで支払いが困難な世帯に対しては、村が独自に補助を行ってきましたが、今回、国による一律の国庫補助が実施されることとなり、ここにも村として新たに使うことができる財源が生まれます。
これらの財源を活用し、中学生に対して小学生と同様の額となるように村が補助を行うことで、小学生・中学生ともに完全な無償化にはなりませんが、保護者の皆さんの負担を大きく軽減していくという考え方もあります。
考えられる3パターン
今後考えられる3パターンを考えてみました。
- 小学生を完全無償化する
- 中学生へ小学生と同様に補助する
- 中学生へ現在の財源分を補助する
※ここでは支払いが困難な世帯に対しては、村が独自に行なっている補助については計算にいれていません。
| 小学生無償化 | 中学生へ同様補助 | 中学生へ財源分補助 | |
| 小学生(56,100円) | 0円 | 11,752円 | 11,752円 |
| 中学生(63,315円) | 63,315円 | 18,778円 | 36,355円 |
| 小学生無償化 | 中学生へ同様補助 | 中学生へ財源分補助 | |
| 小学1年生 | 0 | 11,752円 | 11,752円 |
| 小学2年生 | 0 | 23,504円 | 23,504円 |
| 小学3年生 | 0 | 35,256円 | 35,256円 |
| 小学4年生 | 0 | 47,008円 | 47,008円 |
| 小学5年生 | 0 | 58,760円 | 58,760円 |
| 小学6年生 | 0 | 70,512円 | 70,512円 |
| 中学1年生 | 63,315円 | 89,290円 | 106,867円 |
| 中学2年生 | 126,630円 | 108,068円 | 143,222円 |
| 中学3年生 | 189,945円 | 126,846円 | 179,577円 |
| 合計 | 189,945円 | 126,846円 | 179,577円 |
小学生無償化のケースでは、村が補助していた19,019,274円のうち18,119,472円(12,057,552円+6,061,920円)のみ支出しているため総額が増えています。
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給食費については、完全無償化の考えと一定額は負担するべきとの考え方の違いもあると思いますので、それぞれのケースについて皆さんの意見を頂戴しながら丁寧に進めてまいります。
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