2025年11月30日に、南箕輪村と南箕輪村社会福祉協議会の共催にて、南箕輪村地域支え合いフォーラム「YOUは村で何したい?」を、こども館で実施しました。
このフォーラムは、村を中心に活動する多様な団体のつながりをつくること、そして何かを始めたいと思う方のきっかけとなる場となることを目的に開催しています。
フリージャーナリストの内山さん、まちの縁側育みプロジェクトの戸田さん、長寿社会開発センターの藤井さんに昨年度に引き続きご協力をいただき開催いたしました。
アイスブレイク
初めて会った方々との握手交流が行われました。
3団体によるディスカッション
その後、沢尻区地区社協、ふらっと、まほうのおなべの3団体の皆さんとのディスカッションが行われました。
どんな活動
沢尻区地区社協では、「大勢を集めなきゃ」と気負わず、いい意味で“愛あるムセキニン”に、やりたいことを形にする姿勢で活動しているとの話がありました。チラシも公民館で手軽につくり、社協の回覧板で広報。中国人の皆さんと餃子づくりの交流会も行ったとのことです。
ふらっとは、月1回のお茶のみが基本。散策したくなったら、その都度会長に相談して実施するなど、参加者の興味を最優先にして活動しています。「出席する」より「関わる」ことに価値があると考え、地域に住む方なら誰でも歓迎しています。
まほうのおなべは、グリム童話の“お鍋から美味しいものがあふれ出す”イメージから名付けたとのこと。こども食堂と、こどもが安心していられる居場所として、地域のおじさん・おばさんとの交流の場づくりを進めています。最近は家族での利用も増えているそうです。関係性が出来上がってくる中で、貧困に関わる相談などに発展するケースもある。
ブースの紹介
今回のフォーラムでは18のブースが出展していただいています。
1 桜香丘応援隊
1、2年性の遠足のサポート、校庭の斜面の雑草の対応、九九の練習、図工のカッターの見守り、学校の環境整備、焼き芋大会もやっている。自発的に参加してやっている。
2 朗読ボランティア クロツグミ
村の広報誌を音読して伝えている。村の保育園で読み聞かせをしている。気軽にできるボランティアだと思っている。
3 おしゃべり喫茶 夕星
DIYで居場所づくりをしている。
4 沢尻地区社協たんぽぽの会
公園で遊んでいる子どもさんたちにお水を提供。麻雀も始めた。そば打ち道場をしている。外の行事もたくさんあります。
5 いきいきアート
90分くらいで絵を描いています。脳を活性化して認知症を防いでいきたいと思っている。北殿の集会所とポカポカの家で実施している。
6 中原寮
信州大学農学部にある学生寮である。どんな生活をしているのかお伝えしたい。地域との交流があってこその我々と思っている。中高年の関わり方としては、諏訪とのわかさぎ釣り、大芝高原まつりで神輿を担いだりしている。麻雀も。
7 むらづくり応援隊
信州大学農学部にある集まり。まだまだ余力があるのか。農業の経験を教わりたい。野菜づくりなども教わっている。
8 こごみのねっこ
伊那市高遠町中心に里親の活動をしている。里親の数が少ない。南箕輪村では1世帯しかいない。里親にしかわからない悩みもある。
9 南箕輪村こども課
お子さんの預かりに関するサービスを実施している。半時間、1泊2日なら子ども預かることができるよ。それを実施している世帯をつなぐ。
10 まほうのおなべ
月1回、2回、北殿公民館を拠点にしてこども食堂を実施している。こどもさんたちは、片付けなどの動きがみられる。
11 いきいき100歳体操
上伊那医療生協の支部。いきいき100歳体操を実施している。北殿公民館で実施している。
12 みなみレコード喫茶
想い出のレコードを、想い出を共有して、レコードを聴くということを実施している。
13 塩尻おもちゃ図書館
色々なおもちゃがある。頼まれたところに行って広いスペースでおもちゃを提供している。
14 わくわくクラブ
中学生とVCの運動教室、足が早くなる教室などもやっている。熟年者でもできるプログラムを開発している。
15 やろう会
麻雀、囲碁、将棋をやろうじゃないかいということで始まっている。令和元年から始まっている。脳の活性化につながっている。
16 介護美容 彩 IRODORI
介護度が変わっていく。綺麗になることで人に会いたくなる。挑戦する気持ちが生まれていく。心のケア。
17 田畑カンナ
キノコ廃菌床の発表の件を今回も実施していきたい。
18 この指とまれ
みなさんのアイディア、 やったらおもしろそうなこと、趣味、お仲間・物品募集、何でも自由に話しながら、夢をどんどん膨らませましょう。
まとめ
最後に全18ブースについて、10名ほどからご意見や感想が述べられ、終了となりました。
第1回で頂戴したご意見を生かすため、有志の皆さまにお声がけし、8月から計3回、企画検討を重ねて、今回の開催となりました。
みなさまの多大なご尽力に感謝を申し上げます。
高齢者向けから子ども向けまで、17の団体が参加し、一般来場者との交流や団体同士のつながりが活発に生まれ、地域共生社会の実現に向けた貴重な場となりました。
別の視点ではありますが、こども館が昨日のようにOPENな形で利用されるよう、今後も取り組んでまいります。
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