フィールド科学の実践の場を提供する信州大学農学部附属アルプス圏フィールド科学教育研究センター(AFC)とは

信州大学農学部附属アルプス圏フィールド科学教育研究センター(AFC)について

信州大学農学部附属アルプス圏フィールド科学教育研究センター(AFC)は、フィールド科学の実践の場として、フィールドにおける生物生産技術および環境管理技術に関する教育・研究を行っています。

あわせて、広く地域社会の発展に寄与することを目的とした社会教育事業にも取り組んでいます。

私は、共同利用運営委員会委員を務めさせていただいております。

概要

AFCは

  • 農場部会
  • 演習林部会
  • 野辺山部会

の3部会で構成されており、

  • 構内
  • 野辺山
  • 西駒
  • 手良沢山

の4つのステーション施設を有しています。

林地名所在地標高(m)面積(ha)森林の特徴
構内農学部構内77015.46平地林、構内環境林
西駒中央アルプス2,672~1,410250.15高山性天然林、野生生物
手良沢山伊那山地1,450~950227.90ヒノキ・カラマツ人工林施業
野辺山八ヶ岳東山麓1,35010.27ズミ、ハシバミ、原野植生
合計505.47
林地名面積(ha)主要施設(建物・宿泊定員)
天然林人工林その他
構内6.856.621.9915.46製材所、本部
西駒230.6011.318.24250.15観測小屋2棟
手良沢山13.58206.308.02227.90宿泊施設(45人)
野辺山06.653.6210.27宿泊施設(97人)
合計251.03231.8822.56505.47

目的

本教育関係共同利用拠点は、SDGsの根底にある「人と自然の調和的な関わり」を、林業の営みを通じて学ぶことを目的としています。

対象は、他大学の農学系および非農学系の大学生・大学院生です。

信州の山岳地帯から里山までの自然環境を教材とし、「自然の成り立ち」と、そこで営まれる人工林の育成、木材生産、木材加工といった「山の生業」を体系的に学ぶことができます。

フィールドでの実践を重視し、林業そのものだけでなく、それを取り巻く自然環境や地域との関わりについても理解を深める実習教育を行っています。

各演習林で提供可能な演習プログラム

プログラム所要時間実施可能期間概要
入門フィールドワーク半日~1日春・夏・秋野外で安全に調査を行うための計画立案や行動・生活技術について学びます。
自然観察入門90分~春・夏・秋身近な樹木や草本の同定法について学びます。
植生調査入門半日春・夏・秋植生調査の目的、データ解析、調査方法について学びます。
森林調査入門(天然林編)半日春・夏・秋森林の長期動態モニタリングの意義と調査法について学びます。
測樹学入門90分~通年様々な測器を用いて樹木の大きさの測り方を学びます。
森林管理学入門90分~春・夏・秋間伐計画立案のための基礎について学びます。
森林調査入門(人工林編)半日春・夏・秋間伐木選定のための調査法について学びます。
下草刈り体験90分~新植地で獣害について学び、大鎌を用いて下草刈りを体験します。
つる切り・除伐入門90分~通年鋸や鉈を用いて森林作業の基本を学びます。
間伐体験120分~通年間伐木の選木と伐倒方法について学びます。
枝打ち体験90分~通年枝打ちの意義と方法について学びます。
薪割り体験90分~通年森林のバイオマス燃料としての価値を学び、薪づくりを体験します。
林業機械入門90分~通年チェンソーの仕組み、使い方、手入れ方法について学びます。
木工教室120分~通年ヒノキ材・カラマツ材・広葉樹材の特性を学び、間伐材を利用した木製品を製作します。
樹木医学入門90分~通年植物生理生態学に基づく樹木の健康診断法を学びます。
樹木健康診断90分~春・夏・秋診断装置を用いて樹木の内科・外科診断を行います。
森林環境計測入門90分~春・夏・秋各種装置を用いて森林の微気象を形成する物理環境の測定法を学びます。
木登り入門90分~通年目的に応じて安全に木に登るための手法を習得します。

信州大学ウェブサイト

ご興味ある方は信州大学ウェブサイトからご覧ください。

https://www.shinshu-u.ac.jp/faculty/agriculture/institutes/afc/about.php?utm_source=chatgpt.com