持続可能な自治会検討委員会での検討その1「高齢者が区を抜けてしまう」

南箕輪村では令和5年度、6年度、7年度の3年間をかけて、自治会を持続可能なものとするための検討を重ねてきました。

これまで、検討・決定・変革してきた内容について、シリーズでお伝えしていきます。

テーマ1 高齢者が区を抜けてしまう

最初のテーマは高齢者が区を抜けてしまうというものです。なぜそのようなことになっているのでしょうか。

背景

高齢化や3世代同居の減少により、高齢者のみの世帯が、増加しています。

高齢者のみの世帯は、グラフが示すとおり、2020年には1,207世帯と20年間で3倍となりました。その割合は村全体の約5分の1を占めています。

国勢調査より

過去には年を重ねると、子どもに役割をゆずり隠居するケースも多くありましたが、高齢者のみの世帯では、子どもが同居していないため、隠居することが難しくなっています。

一方、高齢者となる65歳になってからも、元気に働いたり、意欲的に活動したりしている方が、増加しています。

分析と提案

健康状態は人によって異なりますが、男性、女性とも70代半ばから緩やかに自立度が下がり、生活において他人の援助が必要な割合が増えていきます。

健康状態が低下し、自分らしい暮らしを継続するにあたり、区に関わることが大きな負担となってしまう場合には、ゆずる先がいなくなても、過去のように隠居を公に認めることを検討してもよい時期にきているのではないでしょうか。

区を抜けてしまうことと比較すると、関係性が維持できるメリットがあります。

同時に、80代でも経験豊富で活動的な方はたくさんいます。

そのような方には、積極的に区に関わっていただいてはどうでしょうか。

資料や動画

資料や動画は南箕輪村のウェブサイトにまとまっていますので、参考にしてください。

https://www.vill.minamiminowa.lg.jp/soshiki/chiiki/jitikaikentouiinkaiiinbosyu.html