大泉所水力発電所は、南箕輪村の飛地にある既設砂防ダムを活用した水力発電事業として、長野県企業局によって、企画・発注・建設が進められています。

これまでの経緯や進捗について、適宜更新をしてお知らせします。
歴史
大泉所2号砂防ダムは昭和48年度に完成し、主に土砂災害の抑制用の堰堤として設置されました。
そこから約50年後の2020年代、新たな息吹を吹き込まれ、再生可能エネルギーの役割も担おうとしています。
災害時に自立運転可能な装置を設置し、地域防災拠点への電力供給や教育・展示機能の観点からも構想されており、スマート制御・AI活用も視野に入れています。
発電所建設の経緯
令和3年に、長野県企業局はこの既設砂防ダムを活用し、小規模水力発電所を建設する計画を立案しました。
当初の計画の想定仕様では、ダム水路式の方式、約200 kWの出力、有効落差50 m、水量0.5 m³/s程度、随時監視制御方式とされていますがこれは変更の可能性があります。
令和4年に、長野県企業局は株式会社フソウ(フソウ・日之出JV)を施工者とする設計・施工一括発注契約(598百万円、税抜)を締結しました。
工事期間は2022年3月31日~2025年7月4日と設定されましたが、水量等の調査が行われたため、こちらも変更の可能性があります。
