みすずハイウェイバスの「みすず」って?

飯田・駒ヶ根・伊那と長野をつないでいる、みすずハイウェイバスの「みすず」ってなんでしょうか。

「みすず」の名前の由来と使用の歴史

「みすず」という名称は、長野県の旧国名「信濃」にかかる枕詞「みすずかる(水篶刈る)」に由来するとされています。

この「みすず」は、スズタケ(篶竹)を指す言葉で、ブナ林の林床に群生するササの一種で、信濃の自然や風土を象徴する言葉として、古くから親しまれてきました。

この由来をもとに、「みすず」の名は、長野県内の交通機関などで地域を象徴する愛称として使われています。

みすず急行バス・ハイウェイバスの歴史

1952年、「みすず急行バス」として、長野・松本と伊那地域を結ぶ路線バスが運行を開始しました。

しかし、モータリゼーションの進展や、1972年に登場した中央本線の特急「しなの」との競合により、1978年に運休を余儀なくされます。

その後、1980年代後半の高速道路(中央自動車道・長野自動車道)の整備を受けて、再び脚光を浴び、「みすずハイウェイバス」として運行が再開されました。

快速列車「みすず」の誕生

鉄道では、1986年に急行列車「天竜」が、急行「かもしか」と快速「みすず」に分割されるかたちで、新たに快速列車「みすず」が誕生しました。

この列車は、JR飯田駅から岡谷・松本経由で長野駅までを結び、飯田線・中央本線・篠ノ井線・信越本線を経由して運転されています。

まとめ:「みすず」という名前の広がり

「みすず」という名称は、信濃という地域の自然・歴史・文化を象徴する言葉として、1950年代からバスや鉄道の名称に幅広く使われてきました。

バスでは1952年に、鉄道では1986年に登場し、それぞれが地域の交通と風土を結ぶ存在として、今も受け継がれています。

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みすずハイウェイバスは、飯田〜長野間をおおよそ2時間半から3時間で結び、鉄道に比べて所要時間が短いため、より利便性の高い移動手段として利用されています。

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