国民皆保険の最後の砦である南箕輪村の国民健康保険の状況について

国民健康保険は国民皆保険の最後の砦と言われています。

私も、公務員を退職したあとに3年間ほどと、村議会議員になった時2年間ほど、国民健康保険のお世話になりました。

南箕輪村の国民健康保険の状況はどのようになっているのでしょうか。村では国保運営協議会を定期的に開催し、決算状況等に対して審議をしていただいています。

国民健康保険運営協議会

協議会では次にあげる事項について協議をしていただいています。

  • 一部負担金の負担割合に関する事項
  • 保険税の賦課の方法に関する事項
  • 保険給付の種類及び内容に関する事項
  • 保健施設の実施大綱の策定に関する事項
  • 直営診療施設に関する事項
  • 国民健康保険事業の運営上重要な事項

令和6年度の状況

被保険者数

世帯数は年間平均で、1,716世帯で加入率は25%、被保険者数は2,553人で加入率は16%となっています。

加入者は年々減少傾向にあります。

医療費総額と1人当たりの医療費

医療費総額は958,612,000円で、1人当たりの医療費は380,755円となっています。これは長野県で53番目の数字となっており、南箕輪村は例年長野県では1人当たりの医療費が少ない自治体となっています。

どんな病気の治療が多いのか

入院では、関節疾患や統合失調症、脳梗塞、骨折、大動脈瘤などが多くなっています。

外来では、糖尿病や高血圧症、慢性腎臓病、脂質異常症、関節疾患などが多くなっています。

国保で受けられる給付

国保で受けられる給付は7つとなっており、結核精神医療費の一部負担金の補助は村独自の補助となっています。

  • 保険給付
  • 出産育児一時金の支給(500,000円)
  • 葬祭費の支給(50,000円)
  • 高額療養費の支給
  • 入院時食事療養費の支給
  • 療養費の支給
  • 結核精神医療費の一部負担金の補助(村独自)