南箕輪村は「トレーラーの村」? 意外な自動車保有台数

長野運輸支局から、2026年3月末現在の市町村別自動車保有台数が公表されました。

https://wwwtb.mlit.go.jp/hokushin/nagano/pdf/reiwa7nendohoyuusyaryousuu.pdf

南箕輪村の保有車両は、登録自動車、軽自動車、二輪車を合わせて1万6,943台。村の人口約1万6,000人を上回る台数です。

被牽引車が多い

その中でも、ひときわ目を引く数字があります。

それが、貨物車のうちの「被牽引車」84台です。

被牽引車とは、自分では走るためのエンジンを持たず、トラクターヘッドと呼ばれる車両に引かれて走るトレーラー部分のことです。大型の荷物を積む荷台や、コンテナ、重機運搬用の台車などが該当します。

上伊那郡全体の被牽引車は111台です。そのうち南箕輪村が84台を占めており、割合にすると実に約76%。上伊那郡にある被牽引車の4台に3台が、南箕輪村に登録されている計算です。

長野県全体でも1,277台ですので、7%弱となります。

なぜ、これほど多い?

公表資料には所有者までは記載されていませんが、村内には大型輸送や特殊車両輸送を手がける事業者が立地しています。

南箕輪村は中央自動車道の伊那インターチェンジに近く、国道153号も通っています。村内には大規模な営業倉庫や複数の運送会社の拠点もあり、上伊那地域の物流を支える場所になっています。

南箕輪村には、鉄骨、橋梁、歩道橋、重機、タンクなどを全国へ運ぶ特殊重量物輸送会社が立地しています。こうした会社では、1台のけん引車に対して用途の異なる複数のトレーラーを保有するため、被牽引車の登録台数が多くなることも要因かもしれません。

南箕輪村というと、人口が増えてきた若い住宅地という印象が強いかもしれませんが、「被牽引車84台」という数字は、そんな村の意外な一面を教えてくれます。