ごみ袋は足りるの?ナフサ不足と上伊那地域の指定ごみ袋について

最近、「ナフサ不足により、自治体指定のごみ袋が不足するのではないか」というニュースを目にされた方もいらっしゃると思います。

ナフサとは、石油からつくられる原料の一つで、プラスチック製品の材料になります。

ごみ袋も多くはこの石油由来の原料から作られているため、原料の供給が不安定になると、ごみ袋の製造にも影響が出る場合があります。

全国では品薄も

実際に、全国では自治体指定のごみ袋が品薄になったり、指定袋以外でのごみ出しを一時的に認めたりする自治体も出ています。

こうした報道を見ると、「上伊那でもごみ袋がなくなるのではないか」と心配になる方もおられるかもしれません。

上伊那地域はチケット制のため過度な心配は不要

上伊那地域については、現時点で過度に心配する必要は低いと考えています。

その理由は、上伊那地域のごみ袋制度が「チケット制」になっているためです。

一般的な指定ごみ袋制度では、住民の皆さんが店頭で必要な分を自由に購入する仕組みが多く、急に不安が広がると買いだめが起きやすくなります。

そうなると、実際の使用量以上に店頭在庫が減り、「足りない」という状況が起こりやすくなります。

一方、上伊那地域では、ごみ袋の利用がチケット制で管理されています。これは、簡単に言えば「地域全体でどのくらいのごみ袋が必要になるか」をあらかじめ見込みやすい仕組みです。

つまり、需要、いわば「どのくらい使われるか」が比較的はっきりしています。必要な量の見通しが立てやすいため、供給側も準備をしやすく、急激な買い占めや極端な不足が起こりにくい制度になっています。

ただ、まったく影響がないわけではない

原料不足の影響が全国的に長引けば、まったく影響がないとは言い切れません。ごみ袋も工業製品であり、原料、製造、運送、販売という流れの中で成り立っています。そのどこかに大きな支障が出れば、納品時期がずれたり、一時的に店頭在庫が少なく見えたりすることはあり得ます。

上伊那地域では、制度上、需要と供給の見込みが立てやすいことから、現時点で「急いで買いだめをしなければならない」という状況ではありません。

いつもどおりの購入をお願いします。

必要以上の買いだめが起きると、本当に必要な方の手元に届きにくくなります。ご高齢の方、車で遠くまで買いに行きにくい方、日々の暮らしの中で必要な分だけ購入されている方にしわ寄せが行く可能性があります。

大切なのは、いつもどおり、必要な分を、必要な時に購入していただくことです。

まとめ

今回のごみ袋の話は、暮らしに身近なものが、世界情勢や石油原料の供給とつながっていることを改めて感じさせる出来事でもあります。しかし、上伊那地域では、チケット制という仕組みにより、比較的落ち着いて対応できる環境があります。

村としても、今後の供給状況を確認しながら、必要があれば早めに情報をお知らせしてまいります。

ごみ袋については、慌てず、買いだめせず、通常どおりのご利用をお願いします。