上伊那の方言はおもしろい?「ずら」「ら」「だら」

上伊那地域の方言と聞くと、まず地元の人が思い浮かぶのは「ずら」ではないかと思います。

「そうずら」
「明日は雨ずら」
「いいら」

地元の雰囲気が方言から感じられますね。

だろう(だよね)にあたる

共通語の「だろう」にあたる言い方で、上伊那では、昔から「ずら」や「ら」が使われてきました。

たとえば、

「明日は雨ずら」
「雨が降るら」
「暑いんずら」

といった言い方です。

私としてはだろうより、コミュニケーションの感じでは、だよねの方が合っている気がしています。

だら勢の急襲

一方で、比較的新しく広がってきた言い方として「だら」があります。

「明日は雨だら」
「暑いんだら」

という言い方です。

この「だら」は愛知県や静岡県方面から北上してきた方言とされています。

上伊那では、もともとの「ずら」「ら」に加えて、「だら」が少しずつ広がってきたとされますが、南箕輪村ではあんまり「だら」は聞きません。(たぶん)

世代による傾向

世代によって使い方に傾向があるようです。

高年層では「雨ずら」「暑いんずら」のような、昔ながらの言い方が目立ちます。

一方で、若い世代では「雨だら」「暑いんだら」のように、「だら」が使われやすくなっていると言われますが、南箕輪村ではさらに若い人が多いので、そもそも方言が消えつつあります。

中川村、伊那市、辰野町などでは、同じ上伊那でも「ずら」「だら」の残り方、広がり方に違いがあります。

その他の方言

「ずくがある」
「ごしたい」
「だもんで」
「だに」

方言にしか出せない温かさや実感があります。

上伊那の方言は、地域の人と人との距離を近づけてくれる、大切な財産です。