持続可能な自治会検討委員会での検討その3「区(自治会)加入のメリットは」

南箕輪村では令和5年度、6年度、7年度の3年間をかけて、自治会を持続可能なものとするための検討を重ねてきました。

これまで、検討・決定・変革してきた内容について、シリーズでお伝えしていきます。

テーマ3 区(自治会)加入のメリットは

自治会に入っても、入会や年会費などがかかるなどデメリットは分かりやすいがメリットが分かりにくいという意見が多く寄せられました。

昔から皆入っているといった過去の慣習だからという理由は現代では通用しません。

背景

3世代同居、農家中心だった時代が過ぎ、現代社会においては核家族
化が進行し、高齢者のみの世帯も増えています。

地域への関心や組織への帰属意識も低下傾向です。

自治会についてよく分からない人も増えています。

そのような背景の中、グラフが示すとおり、持ち家世帯の区加入率は2018年は88.3%でしたが、2023年には85.5%と徐々に低下しています。

このペースで進むと2035年には79.5%になると予測されます。

分析と提案

区に入るメリットは人によって様々な捉え方があります。

日常では、人と人とのつながりができるなどのメリットがありますが、それをメリットと感じない方もおります。

そのような中、誰もが感じるメリットは、非日常での場面が多いのではないでしょうか。

非日常とは、例えば、災害時や除雪での助け合い、闇バイトなどの犯罪に対する情報共有などが挙げられます。

そのため、区に入るメリットを伝えるときは、非日常でのメリットを中心に伝えてみてはどうでしょうか。