大芝高原の前を通っている広域農道は、正式には伊那西部広域農道と言います。
伊那(南)の方面に行くと、伊那市と宮田村の境から、伊那中部広域農道に接続しています。
歴史
広域農道は、県営の「広域営農団地農道整備事業(伊那西部地区)」として昭和46年度に着工し、平成2年度に完成しました。
同事業は、国営「伊那西部農業水利事業」と併せて採択された「県営畑地帯総合土地改良事業」として実施された県営の基盤整備で、農業経営の近代化と営農の合理化を目的としています。
あくまで農業に資する道路、農道として整備が進められました。
当該広域農道は、全幅8mの幹線農道として、全長27Km整備されました。


農道であるがゆえ
広域農道は、地元の道路として有効に活用されており、また地震時の緊急輸送道路にも指定されています。
しかしながら、地域の幹線として実質的に機能しながらも、法的位置づけは道路法の国道・県道とは異なる「農道」です。
維持管理の財源も農業施設の予算に依存しやすく、舗装の修繕が後ろ倒しになりやすい現実があります。
