今回は、よく質問がある「区や組への未加入者への対応は!?」についてを記事にしていきたいと思います。
区や組=町会のこと
都会では自治会について、町会と言う呼び名が一般的だと思いますが、南箕輪村では町会ではなく、区(く)と読んでおり、全部で12区あります。
さらに、区の中に組(くみ)がある構造となっており、例えば私の家は「 南原区6組 」となります。
区や組に入ってもらうために
人口増を続ける南箕輪村では、区や組への未加入者が増加傾向にあることへの問題提起がなされています。
私は問題解決のために、まずは行政が率先してやらなければならないことが、現段階において複数あると考えています。
1 区や組に対する共通認識の向上
1つは最も基本的な事です。
それは、なぜ区や組に加入することが求められているのかを、地方ならでは理由と根拠を明らかにし、さらにデザイン化して分かりやすい資料として公開し、皆の共通認識をつくることです。
現在ステータスでは、共通認識がないので、人によって「昔からの慣習でやっている」「都会では行政がやっている」「区によって入区費が大きくことなる」とか、見方がバラバラになってしまい本質的な論点にたどり着くのに時間がかかってしまいます。
このことは令和2年12月の議会一般質問(17:00〜)でも私は訴えています。
わかりやすい資料ができれば、転入者への説明だけでなく、学校教育や既に暮らしている方に向けて意識のアップデードなどにも活用することができます。
2 村がやるべきところは村で
別の側面では、年を重ねた方々にとって区や組の役職の負担が重くなって、担当することができなくなってしまったため、集団で区や組を抜けるケースが出てきています。
これは早急に対応していかねばならない問題です。
時代がどんどん変化し、国民負担率が上昇し、さらに高齢化も進んでいますので、村がやるべきところは村でやっていくよう対応を進めていくことが必要です。
私は、ゴミに関する事業、当初の理念とかけ離れてしまっている事業など、区や組に依頼している内容のうち、仕事や大きな負担となってしまっている事業やコミュニティの形成に寄与していない事業については、村が吸い上げて村がやっていくべきと考えています。
3 村長による歓迎挨拶
区や組に入ってもらうために協働のむらづくりについてを説明する役割を持ったセクションが必要であると考えており、首長が直接的な対応してはどうかと考えています。
特に、家を建て転入して来た人たちは長く住んでいただける方々ですので、村長が直接挨拶し、歓迎の意を表すとともに、区や組に加入する意義を、当事者目線で伝えていければと考えています。
4 村長雑談
首長が地域に積極的に出ていくことも大切であると考えています。
例えば、オンラインで仕事ができる時代になりましたので、村役場でなくても業務は進めることができます。
そこで、年に1、2回(×12地区)は、各地区公民館で、村長らが朝から晩まで仕事をし、地区の住民と適宜対話をすることができる環境をつくる、言わば「村長雑談」のような取組みも、積極的に実施して参りたいと思います。
むらづくりに関わるタッチポイントを増やす
区や組への未加入者への対応とは少し論点が異なりますが、むらづくりに関わるタッチポイントを増やす必要があると考えています。
そのためには、分かりやすい行政としていくことが第一ですし、村が行う事業については、小さなことから大きなことまで、村民に広く周知し、意見を求める姿勢をより徹底したいと思います。
2021年3月31日 文責 藤城
コメント