いやぁ、しみる寒さですねー。
昨日は大芝高原の屋内運動場でスクールだったのですが、大寒波の襲来で動いていても寒くてたまりませんでした。
南箕輪村は最高に暮らしやすい村ですが、唯一の弱点がこの冬の寒さであります。
これはもう諦めてもらうしかないほど寒いです。
村の中でも寒さ(標高)が違う
南箕輪村に移住して、最初は田畑地区、そして北殿地区、さらに南原地区に移り住んだ経験から、南箕輪村の中でも、やっぱり西に位置する南原地区は寒いなぁと肌で感じるところであります。
寒い理由は、標高が850mもある高いエリアな訳で、役場周辺に雪が降っていなくても、自宅の周りは雪が積もっているなんてこともよくあります。
そんなわけで村の皆さんには「あそこは寒いでしょー」とか「春日街道より上は−1度、広域農道より上はさらに−1度寒いんだよー」とたびたび心配されています。
最近は北海道より寒いなんてことも言われ始めたので、流石にそれはないだろー、と受け流していましたが、せっかくなので調べてみたら、ちょっと驚きの結果がでたのでお知らせします。
どこと、なにを、比較したか
北海道はとっても広いです。そこで、最もメジャーな都市である札幌市、それともう少し寒そうな石狩市をピックアップしてみました。
対して、こちらはいざ調べてみると、伊那市のみ気象庁データがたまっていることが発覚したので、伊那市のそれと比較することにしました。ただ、それでは少し寂しいので南箕輪村も強引に比較データに入れました。
強引な入れ方としては、国際標準大気による定義では、標高が100メートル上がると気温は 0.6度下がるとされていることから、伊那市の標高が約650m、自宅が850mなので、伊那市より-1.2度で、南箕輪村を計算することにいたしました。
なお、お分かりかと思いますが、正確には南箕輪村ではなく、南箕輪村にある自宅であること、事前にご了承ください。ペコリ。
最低気温の比較データ
気象庁によると直近10年間の最低気温の比較データは、下記のとおりとなっています。
ここで言う最低気温とは、その年に1回でも記録した最も低い温度のことを指します。
データ
南箕輪 | 伊那 | 札幌 | 石狩 | |
---|---|---|---|---|
2010 | -10.4 | -9.2 | -12.6 | -17.8 |
2011 | -14.4 | -13.2 | -10.1 | -17.1 |
2012 | -14.9 | -13.7 | -13.5 | -19.5 |
2013 | -14 | -12.8 | -12.2 | -18.6 |
2014 | -12.4 | -11.2 | -14.3 | -21.3 |
2015 | -12.2 | -11 | -10.1 | -16.3 |
2016 | -15.7 | -14.5 | -10.9 | -16.4 |
2017 | -12.1 | -10.9 | -12.8 | -19.1 |
2018 | -11.9 | -10.7 | -12.7 | -19.7 |
2019 | -10.8 | -9.6 | -13.1 | -17.4 |
数字だと、マイナスばかりでよく分かりませんねぇ。
グラフ
数字だとイマイチ伝わってこなかったので、グラフにしてみましたよ。
グラフにすると、分かりやすくなりましたね。
このグラフでは、下にいくほど気温が低くなります。
まず、石狩(青:標高5m)が飛び抜けて寒いことはみてのとおりです。
ただ、札幌(紫:標高16m)と比較してみた場合はどうでしょうか。
札幌の方が寒かったり、南箕輪の方が寒かったり、年によって変わっています。
2010年、2014年、2017年、2018年、2019年の5年間は札幌の方が寒いですが、2011年、2012年、2013年、2015年、2016年の5年間は南箕輪の方がなんと寒いことが分かりました。(気温の比較で)
マジかー!
勝率で言えば五分五分の結果となり、正直これは驚きの結果でした。
本当に北海道(札幌)より寒い時がざらにあるんですねぇ・・・・。って言うか同じくらい寒いですねぇ。
しかも、2016年だけみてみれば、石狩にも追いつきそうな気温ですよ。
ウヘェ。
でも、移住にあたって正直に話せるデメリットが一つくらいある方が、嘘っぽくなくていいですよね!
2020年2月6日 文責 藤城
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