人口増が続く南箕輪村では、比較的売地がコンスタントに出てきているなぁという印象があります。
とは言え、月平均にすると5-10件程度新しい売地が出てくるペースで、都会の無尽蔵に出てくる感じではございません。
ですので、色々とこだわりがある方にとっては中々、家を建てる土地が見つからないと思います。
実は、私も3年間探すにさがして、やっとこさッ見つけました経験がありますので、改めて南箕輪村で土地を見つける方法をまとめることで、土地を探している方々と人口増に貢献したいと思っています。
賃貸でいいんじゃない?
家建てなくても賃貸でいいんじゃない?と思われる方も多くいらっしゃると思います。
間違ってはいないのですが、田舎は都会と違って賃貸物件の幅がすっごい狭いんです。
なので、例えばお金が無尽蔵にあってもいい家が見つかるとは限らない現状があります。
正直言うと、家賃10万円以上の物件を私は見たことがありません。
さらに、山麓の村のため、北海道より寒いなんてことも言われたりしますので、家の暖かさはとても重要になりますが、賃貸物件は比較的その辺りのケアが弱い傾向にあります。
まずはエリアを分けてみた
東京から移住して、3年間南箕輪村に住みましたので、エリアごとの特徴がだんだんと分かってきましたので、それぞれ主観的にはなりますが紹介していきます。
超便利エリア
まず最初に紹介するのは超便利エリアです。
正直このエリアであれば、車がなくても生活できるといっても過言ではございません。
このピンクのエリアが超便利エリアです。
地区名でいうと、久保地区がメインとなるエリアです。
さて、なぜここが超便利かというと、電車と国道(バイパス+旧道)が通っているので、スーパーマーケットだけでも、ベルシャイン、綿半など豊富で徒歩圏内です。さらにツルヤにも行けます。
さらに、100円ショップやファミレス、マクドナルド、松屋、病院など、お店が充実しております。
買い物マップでもみても、その円の重なり具合から、便利さが伝わるのではないでしょうか。
なので当たり前のように、このエリアには新しい家がどんどん建っています。
なお、土地の価格は中の上から、上の下といった印象です。
集落のある歴史エリア
次に紹介するのは昔から集落のある歴史エリアです。
南北に長く存在する国道(旧道)沿い、そして大泉川の水の恩恵を受けることができ栄えた大泉集落がそのエリアに該当します。
このエリアは昔ながらの家が数多く立ち並んでいます。ただ、子どもや孫世代が新しい家を建てており、特に国道と集落の間の吹上線沿いには、外から来る人も合わさってとんでもないペースで新築の家が立ち並んでいます。
理由としては、小学校だけでなく中学校へのアクセスもよく、田園のひらけた風景が素晴らしいことが挙げられます。
歴史エリアを地区でいうと、久保、塩ノ井、北殿、南殿、田畑、神子柴、そしてこの大泉です。
土地の価格は上の中から上の上といった印象です。
景観が最高エリア
次に紹介するのは、景観が最高のエリアです。
おそらく都会の人が好むのはこのエリアであると思います。
南箕輪村は扇状地に開けた村なので、中央アルプスに近い西側(地図でいうと左側)に行けばいくほど、標高が高くなっています。
ただ、同時に堆積した土壌の層が厚くなるため、水が浸透し、水が無くなってしまう傾向にあり、特に南西(左下)の南原地区は開発が遅れました。
そのため、最近になって多くの新しい家が立ち並ぶようになり、村の人口増加率ナンバーワンの地域は南原地区となっています。
このエリアを地区でいうと、北原、大芝、南原です。
土地の価格は中の中程度といった印象です。
天竜川沿いエリア
最後の紹介するのが、天竜川沿いのエリアです。
このエリアは正直水害の影響が一番心配になりますが、平成18年の災害でも浸水は2軒に留まっており、長野のさらに南の地域に比べれば比較的安全であると考えられます。
歴史エリアで紹介した、国道があるところと比較すると、崖があると言ってもいいほど高低差があり、地元では上段、中段、下段と表現する方もいらっしゃいます。
ただ、バイパスや電車が走っているのはこのエリアになるので、超便利エリアには及びませんが、その次に便利な場所であると言えます。
人によっては、伊那市に近いこともあり、こちらの方が便利という人もたくさんいると思います。(そっちのが多数派やも)
地区で言えば、北殿、南殿、田畑、神子柴です。
土地の価格は中の上といった印象です。
個人的な穴場エリア
個人的な穴場エリアは、地図は用意してませんが、場所で言うと中央病院の北、タイヤテックの東側にある田畑地区です。
ここは景観もよく、病院やJA直売所にも近くてそれなりに便利なエリアとなります。高速も近いです。小学校にちょっと遠いのが難ですが、それ以外に弱点はないなぁと思います。
具体的な土地の探し方(実体験)
次に具体的な土地の探し方を完全に主観ですが、紹介していきます。
レベル1 WEBで調べる
南箕輪 土地 で検索してみると、WEBにたくさん売地が出てきます。
地元不動産会社HPを常にチェックするのが抜けがなくていいですが、検索コストと合わないので、ある程度まとめられたサイトが便利です。
私はココスマと言うサイトの新着物件をよくチェックしていました。ただ、新着と言っても情報が更新されると新着になるので、新着でも過去に見た物件なんてのが通常運転でした。
2020年1月30日現在、76件見ることができるので、不動産会社の情報や価格の相場を調べるのにも役立つやもしれません。
レベル2 地元のフリーペーパーを見る
上伊那だけやもしれませんが、田舎のフリーペーパーの厚みがヤバイことになっています。
都会でフリーペーパーと言うと購読率0.01%の世界ですが、上伊那のフリーペーパーは全世帯に強制的に投函されています。
都会と違って、地元のまとまった情報の入手先となっているので、迷惑と言うより、助かると感じている方が多いため(と推測される)、購読率は30%-50%くらいあるのではと感じています。
ただ、100ページ弱もあるのもあり捨てるのに一苦労で結局ゴミになるので、今後課題になってくるやもしれません。
さて、そんな地元のフリーペーパーには、売地の情報や地元建設会社の情報が満載です。我が家の完成見学会の広告もしっかりと載っていました。
なので、地元に住まないと確認できませんが、地元フリーペーパーをチェックすることで、効率的に土地を探すことはできます。
レベル3 行政が売りに出している土地を探す
行政が土地開発公社を組織して、土地を売りに出しているケースがあります。
公の機関が関わって土地を販売しているため、金額面でコストが無駄に上がる可能性が低いため、比較的安心して土地を購入できるメリットはあります。
ただ、不動産会社と違って売買に慣れておらず、基本的知識が不足していることは否めませんので具体的な相談がしにくいなど、デメリットもあります。
なお、南箕輪村でも現在進行形で土地が分譲されていますので、ぜひご検討ください。
<南原分譲土地>
分譲地の真ん中に公園がありますので、その辺りに前向きな方にオススメです。
レベル4 不動産会社に相談する
それでもいい土地が見つからなければ、不動産会社に相談して探してもらうしかないでしょう。
ただ、これは完全に待ちの戦術となるので、こちらでコントロール出来なくなり、オススメできません。
レベル5 最後の手段 法務局で登記簿を取得して所有者を尋ねる
最後の手段はこれです。
- グーグルマップで自分が理想とする土地を探し、住所を住宅マップで調べる。
- その土地が、農振地域に該当していないかを役場で確認する。
- 法務局に行って1件600円で土地の登記簿を取る。(住所が指定できれば誰でも取れます)
- 登記簿を見て、その土地が農地になっていないかを祈る。
- 農業委員会事務局にその土地が農家手帳に登録されていないかを確認する。
- 農地手帳にも載っていなければ、登記簿に記載してある所有者の住所を確認し、所有者を訪問し、直接売っていただけないかお願いする。
私はこの最終の手段で土地を売っていただくことができました。
相当、運が良かったと思っていますが、実例がありますので、可能性はゼロではありませんので、最後の手段として紹介します!
2020年1月30日 文責 藤城
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