昭和から続く赤ちゃんの離乳食のためのJA上伊那「おかゆポット」寄贈式

本日、JA上伊那および上伊那農政対策委員会から、炊飯器用のおかゆポットとお米割引券を寄贈いただきました。

赤ちゃんの離乳食をきっかけに、上伊那のお米に親しんでもらい、地域で育ったお米を、地域の子どもたちの成長につなげていく想いが込められた、歴史の長い取り組みです。

始まりは昭和63年

この事業は、昭和63年、1988年に始まりました。

上伊那農政対策委員会による「上伊那食卓“愛”の運動」として、日本の主食であるお米の味や栄養価を見直し、子どもたちに手作りの味を覚えてもらいたいという願いから続けられてきました。

最初は「行平鍋」だった

現在は、炊飯器でご飯と一緒におかゆを作ることができる「おかゆポット」が贈られていますが始まった当初は行平鍋を贈っていたものが、時代の変化に合わせて、炊飯器で簡単におかゆが作れるポットに変わってきました。

実際のおかゆポッドは炊飯器の中に入れて用いる茶碗程度の大きさのものです。

離乳食は、最初の「食育」

赤ちゃんが初めて口にする食事の一つが、おかゆです。

もちろん、離乳食にはさまざまな考え方があり、家庭によって進め方も違います。ただ、お米のおかゆは日本ではなじみ深い離乳食です。

  • 上伊那で育ったお米を使い、家庭でおかゆを作る。
  • 赤ちゃんが、その自然な甘みを味わう。
  • 保護者が、子どもの成長を感じながら食べさせる。

上伊那8市町村へ

管内8市町村へおかゆポット465個、お米割引券1,125枚が贈呈されており、毎年の恒例事業として定着しています。

米の消費拡大の取り組みのひとつ

近年、令和の米騒動により、米の需要は確実に減少しています。

その中で、赤ちゃんの離乳食を通じて、暮らしの中に自然に入っていく米の消費拡大の取り組みのひとつです。

自治体としての役割

この事業は、JA上伊那と上伊那農政対策委員会の地域貢献事業です。

自治体は、3ヶ月の乳幼児健診の機会を通じて、対象となる家庭におかゆポッド(第一子のみ)とお米券を届ける役割を担っています。

特に南箕輪村は、子育て世帯が多く、若い世代が多い村です。だからこそ、赤ちゃんのころから地域の食にふれる機会を大切にしたいと考えています。

「もらって終わり」ではなく、「食べてつながる」取り組みに

おかゆポットは、小さな道具ですが、その背景には、昭和63年から続く上伊那の農業関係者の思いがあります。

地域の農業と、家庭の食卓と、子どもの成長をつなぐため、これからも継続してもらいたい事業です。

今日の寄贈式を機に、改めてJA上伊那、上伊那農政対策委員会の皆さまに感謝申し上げます。

そして、受け取られるご家庭には、ぜひ上伊那のお米の味を、赤ちゃんと一緒に楽しんでいただきたいと思います。