令和8年第1回南箕輪村議会定例会の一般質問で原議員への答弁の要約をお伝えします。
原議員からは、農業支援、道路沿いの環境美化、未満児保育、県営住宅など、村民の暮らしに関わるテーマについて質問をいただきました。
いずれも日常生活に関わる内容であり、村としての考え方を整理する機会となりましたので、その一部を紹介します。
農業支援について
まず、農業資材の高騰が続く中で、農業支援を継続できないかという質問がありました。
農業は本村の基幹産業の一つであり、地域の食や景観、地域経済を支える重要な役割を担っています。村としても農業経営が厳しい状況にあることは十分認識しています。
その対策として今年度は「南箕輪村農業者物価高騰対策補助金」を実施しました。
肥料費や種苗費などの農業経費に対し 5%を補助する制度で、171事業体に約764万円を交付しました。
一方で、令和7年産米は全国的な米不足の影響もあり、JA上伊那のコシヒカリ1等米の概算金は60kgあたり28,240円と、近年では珍しい高値となりました。
農業資材の高騰は続いていますが、米価の動向や農業経営の状況を見ながら、必要に応じて支援のあり方を検討していきます。
農業機械導入の支援
農業機械の価格も上昇しており、機械更新の負担は農家にとって大きな課題です。
そのため村では今年度から担い手農業者農業機械等導入補助金を創設しました。
これは認定農業者を対象に導入費の30%(上限30万円)を補助する制度です。
今年度は11事業体に約263万円の補助を予定しています。
草刈り機械などの導入が多く、農業者からは好評の声もいただいています。令和8年度も継続する予定です。
一方で、中小規模農家まで対象を広げる場合、対象は約1000農家に及ぶ可能性があります。制度設計や財源の課題もあるため、まずは現在の制度の効果を検証したうえで検討していきます。
環境美化について
村道6号線の花壇の傷みについても質問がありました。
この花壇は県の支援を受けて整備したもので、現在は13区画を9団体が利用しています。しかし整備から約20年が経過し、木枠の傷みが目立つようになっています。
これまでに
- 令和6年度 1区画
- 令和7年度 2区画
の修繕を行ってきました。
見た目の面でも課題は認識しており、今後も順次修繕を進めていきます。
また、村道5号線の東屋付近の花壇についてもご指摘がありました。この場所はポケットパークとして整備されたものですが、近年は地域の担い手不足により管理が難しくなってきています。
今後は地元区とも相談しながら、維持管理しやすい形での整備について検討していきます。
未満児保育について
未満児の入園が増えている中で、保育体制について質問がありました。
現在の入園率は
- 0歳児 35.3%
- 1歳児 66.7%
- 2歳児 79.3%
となっており、未満児全体では61.6%が保育園に通っています。
未満児保育は特に手厚い職員配置が必要ですが、全国的な保育士不足の影響もあり、現在は未満児担当職員60名のうち21名が保育補助員となっています。
処遇改善などにより有資格者の割合は増えてきていますが、保育補助員の力も借りながら保育を支えている状況です。
今後も保育士確保に努め、安心して子どもを預けられる保育環境を整えていきます。
県営住宅について
浅間塚団地の入居状況についても質問がありました。
浅間塚団地は昭和40年代に建設された県営住宅で、総戸数39戸のうち現在11世帯が入居しています。県の方針では、今後新規募集は行わず、将来的には廃止する方向とされています。
維持管理は県の所管ですが、住まいのセーフティーネットとして重要な役割があります。入居者の生活に支障が生じないよう、必要に応じて県へ状況を伝えていきます。
村民の暮らしに直結する課題
農業、環境、保育、住宅。
今回の質問は、いずれも村民の暮らしに直結するテーマでした。
すぐに大きく変えられるものばかりではありませんが、現場の声を受け止めながら、一つ一つ改善を積み重ねていくことが大切だと考えています。
これからも、安心して暮らせる南箕輪村づくりに取り組んでいきます。
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