令和8年第1回南箕輪村議会定例会一般質問:百瀬議員 二期目の公約から

令和8年第1回南箕輪村議会定例会の一般質問で百瀬議員への答弁を要約してお伝えします。

自治会、孤立対策、子育て支援、健康づくりなど、百瀬議員からは、私の二期目の公約に関連する施策についても多くの質問をいただきました。

自治会のあり方、社会的孤立への対応、子育て支援、健康づくり、再生可能エネルギー、交通安全など、村の将来に関わるテーマについて、村としての考え方を整理してお伝えします。

持続可能な自治会のあり方

まず、自治会運営の見直しと行政の支援についての質問がありました。

これまで自治会にお願いしていた

  • ごみ収集時の立ち会い
  • 広報誌の配布

といった業務については、自治会の負担軽減を目的として、村が実施する事業へと位置付けを変更しました。これにより、業務の責任の所在が明確になったと考えています。

広報誌の配布については、遅配が生じにくいよう発刊時期を前倒しする体制を、5月号から整えていきます。

また、資源ごみの立ち会いについて、委託事業者の対応が十分でなかったケースもありました。発注者である村としても重く受け止めており、事業者には業務手順の確認と連絡体制の徹底をお願いしています。

自治会への支援については、二つの視点があると考えています。

一つ目は、「持続可能な自治会検討委員会」の取組です。令和5年度から令和7年度までの3年間で検討を進めており、自治会運営ガイドラインの活用などについて、引き続き行政として取り組んでいきます。

二つ目は、自治会活動を支える担い手への支援です。これまで自治会活動の多くは、地域の皆さんが無償またはわずかな手当で担ってきました。しかし、今後は担い手不足が見込まれます。

そこで、集落支援員の配置に加え、草刈りなどの作業について有償ボランティアの仕組みを検討し、地域活動を支える仕組みづくりを進めていきます。

これらは、第六次総合計画に掲げる「協働のむらづくり」や「地域コミュニティの活性化」にもつながる取り組みです。

社会的孤立を防ぐ地域づくり

社会的孤立への対応についても質問がありました。

令和6年度の機構改革では、福祉課に相談係を設置し、相談窓口を一元化しました。専門職が連携しながら、課題解決まで継続して支援する「伴走型支援」を充実させることが目的です。

村の将来人口推計では、75歳以上の人口が2025年から2045年の20年間で約600人増加すると見込まれています。こうした状況を踏まえると、伴走型支援の重要性はさらに高まると考えています。

今後は相談体制の強化や人員体制の検討も含め、社会的孤立を防ぐ地域づくりを進めていきます。

また、地域の「居場所づくり」の活動も、孤立を防ぐうえで重要です。相談支援と地域活動の両面から、支え合いの仕組みを広げていきたいと考えています。

保育園給食と村の特別栽培米

公約の一つである「保育園給食への村の特別栽培米の提供」についても質問がありました。

現在、未満児には全食、3歳以上児には行事食の際に、村の特別栽培米「風の村米だより」の金芽米を提供しています。3歳以上児のすべての給食で提供することについては、現在導入に向けて検討を進めています。

給食費については、副食費として月額3,000円を保護者に負担いただいていますが、実際の給食費は1食約300円程度で、月6,000円ほどかかっています。現在は、保護者負担と村の補助を合わせて対応しています。

今後、すべての給食で村の特別栽培米を提供できる体制が整った場合でも、副食費3,000円は維持する予定です。保護者の負担軽減にもつながるよう、できるだけ早い実現を目指していきます。

この取り組みは、子どもたちの健康と地域農業の振興の両方につながるものでもあります。

健康づくりの推進

健康づくりについても、公約の一つとして取り組んでいます。

厚生労働省は、健康づくりのために

  • 1日60分以上の歩行
  • 週2~3回の筋力トレーニング

を推奨しています。

本村ではウォーキングの普及に加え、筋力トレーニングやストレッチ講座を拡充し、今年度は延べ306人の方に参加いただきました。

また、データヘルス計画に基づき、

  • 糖尿病などの重症化予防
  • フレイル予防
  • 小児期からの肥満予防
  • 健康教室による生活習慣改善

といった保健事業を進めています。

これらは健康寿命の延伸につながる取り組みでもあり、今後も強化していきます。

再生可能エネルギーの推進

地球温暖化対策として、屋根設置型太陽光発電の推進にも取り組んでいます。

今年度は住宅断熱リフォーム補助制度を創設し、現在までに20件の申請がありました。来年度からは、住宅や事業所の太陽光発電設備を対象とした「ゼロカーボン推進補助金制度」を新たに創設します。

これにより、電気代の負担軽減と再生可能エネルギーの普及を進め、持続可能な地域づくりにつなげていきます。

ラウンドアバウトの検討

交通安全対策として、ラウンドアバウトの導入についても検討を進めています。

対象となるのは、大芝公園マレットゴルフ場北西にある五差路の変形交差点です。伊那市が進める道路拡幅により交通量増加が見込まれるため、渋滞回避や事故防止、防災面の観点から検討を行っています。

今年度は資料作成業務を行い、必要な用地や概算工事費を整理しました。今後は伊那市との調整や地元住民との協議を進めながら、導入の可否を判断していきます。

村の未来に向けて

今回の質問では、自治会、福祉、子育て、健康づくり、環境、交通など、村の将来に関わる多くのテーマが取り上げられました。

これから人口構造や社会環境が変化していく中で、地域の力と行政の支援を組み合わせながら、持続可能な村づくりを進めていくことが重要だと考えています。

引き続き、住民の皆さんの声を大切にしながら、安心して暮らせる南箕輪村を目指して取り組んでまいります。