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  • 南箕輪村第6次総合計画の解説その3「健康・福祉分野」

    南箕輪村第6次総合計画の解説その3「健康・福祉分野」

    南箕輪村第6次総合計画が、むらづくり委員会の皆さんの丁寧な議論を重ねて取りまとめられました。

    この計画は、これからの村の歩む道を示す大切な指針で、私自身も理解を深め、日々の村政にしっかり生かしていきたいと思い、このブログでも少しずつご紹介してまいります。

    その3 健康・福祉分野

    健康福祉分野では施策1から施策5に分けて展開されています。

    • 施策1 健康、医療の充実
    • 施策2 地域福祉の充実
    • 施策3 高齢者福祉の充実
    • 施策4 障がい者福祉の充実
    • 施策5 社会福祉の強化

    施策1 施策、医療の充実の方向性と新規施策

    ライフステージに応じた健康の維持、増進をめざし、また全ての村民が安心して生きいき暮らせるよう、地域、行政、医療機関等が連携した健康に関する啓発、相談、支援等の体制を整え、村民が主体となる健康づくりを推進することを方向性としています。

    新たな施策

    • 生涯を通じた健康づくりの推進では、生涯にわたって、虫歯や歯周病予防等の歯周疾患を予防し、いつまでも自分の歯で食べることができるよう、歯、口腔の健康について正しい知識の普及を行うなど乳幼児期から継続した歯と口腔の健康づくりを進めます。
    • 地域医療の充実では、かかりつけ医、かかりつけ歯科医、かかりつけ薬局の必要性、初期医療と高度医療に対する医療機関の役割分担について村民への一層の周知を図り、日頃から身近な医療機関に相談できる意識の高揚を図ります。
    • 救急医療の充実では、十分な輸血用血液を確保するため、企業、献血事業者等と連携し献血事業を推進します。また、献血の必要性を村民に周知、啓発します。

    施策2 地域福祉の充実の方向性と新規施策

    全ての村民が住み慣れた地域のなかで安心して暮らせる環境づくりに向けて、社会福祉協議会をはじめ、民生委員、児童委員、ボランティア団体等各種団体との連携を強化するとともに、地域も交えた地域福祉の向上に努めます。また、福祉サービスを必要とする村民が地域社会を構成する一員として日常生活を営み、社会、経済、文化その他あらゆる分野の活動に参加する機会が与えられるように、地域福祉の推進に努めることを方向性としています。

    新たな施策

    • 地域福祉ネットワークの形成では、地域づくりの基盤となる「普段の生活の中にある支え合い」の理念の普及、地域で行われている支え合いの発掘及び広報、サロン等の活動実践者向けの講座の開催、活動費の補助などの支援を通じて、支え合いの地域づくりを推進します。
    • 権利擁護、成年後見制度の支援体制の充実では、高齢者虐待等の個別事例への速やかな対応に努めるとともに、成年後見制度等の権利擁護に関する諸制度の普及啓発の充実と、相談窓口の機能強化を図ります。また、個別事例への対応の質の向上や権利擁護に関する地域課題の解決に向けて、司法、医療、福祉等の専門職で構成される南箕輪村権利擁護ネットワーク連携協議会を活用していきます。
    • 災害時に要援護者の命を守る取組では、避難や避難生活に困難を要する避難行動要支援者を対象に、避難先や避難を支援する人、避難先での必要な支援等を記載した災害時個別避難計画の作成を進めます。また、計画作成過程を通じて、村民同士が日頃から声を掛け合える関係づくりを促進します。
    • 有償ボランティアの活用促進では、高齢者や障がい者のみ世帯のゴミ出し、雪かき、買い物など、ささいな困りごとにも対応するため、有償ボランティアの活用を進めます。

    施策3 高齢者福祉の充実の方向性と新規施策

    高齢者が住み慣れた地域で生きいきと暮らせるよう、社会参加や在宅生活への支援を充実するとともに、介護保険事業の充実に努め、ともに支え合う地域づくりの推進に努めることを方向性としています。

    新たな施策

    • 健康づくりの推進では、高齢者がいつまでも生きいきと元気に暮らすことができるよう、健康づくりに対する意識を高める情報発信や身近な地域で気軽に参加できる魅力的な事業を行います。
    • 在宅医療と介護の連携強化では、住み慣れた地域で自分たしい暮らしを人生の最期まで続けることができるよう、村民に在宅医療、介護についても啓発を行い、地域全体での意識の醸成を行います。また、医療機関、介護サービス事業所、地域包括支援センターの連携を強化するため、デジタル技術を活用した情報共有ルールなどによる在宅医療、介護連携の充実を図ります。

    施策4 障がい者福祉の充実の方向性と新規施策

    障がい者が地域社会の一員として、生まれながらに基本的人権を持つ個人としての尊厳にふさわしい生活ができるよう、各種障がい福祉サービスの充実を図るとともに、障がいの有無にかかわらず、互いの個性を認め合いながらともに生きる共生社会をめざしますことを方向性とします。

    新たな施策

    • 障がい福祉サービス事業の充実では、医療的ケアや強度行動障がいがある障がい者が利用できるショートステイが不足しているため、障がい者福祉サービス事業者や医療機関等への働きかけを進めていきます。
    • 地域共生社会の促進では、安心して地域で生活ができるよう、公共施設におけるバリアフリー化、ユニバーサルデザイン化を進めます。
    • 障がい児の相談体制や福祉サービスの充実では、障がいや特性に関わらず、誰もが一緒に教育を受けることのできるインクルーシブ教育を推進します。また、義務教育修了後の支援が途切れないよう、制度、分野の枠を超えた支援体制を促進するとともに、成長ダイアリー等のツールを用いた「つながる支援の体制づくり」を推進します。そして、医療的ケアや強度行動障がいのある児童が利用できる短期入所等の福祉サービス充実のため、関係機関と連携し、既存の事業所へ働きかけていきます。

    施策5 社会福祉の強化の方向性と新規施策

    全ての村民が健康で安心して生活を送ることができるよう、社会保障制度の周知と適正な運用に努めることを方向性とします。

    新たな施策

    • 福祉医療費給付金事業の充実では、児童、障がい者、ひとり親家庭、住民税非課税世帯の高齢者が、早期に、そして適切に医療機関へ受診することを促すとともに、医療費の家計への負担軽減を図ります。
  • 南箕輪村第6次総合計画の解説その2「基本構想」

    南箕輪村第6次総合計画の解説その2「基本構想」

    南箕輪村第6次総合計画が、むらづくり委員会の皆さんの丁寧な議論を重ねて取りまとめられました。

    (さらに…)
  • 南箕輪村第6次総合計画の解説その1「序論」

    南箕輪村第6次総合計画の解説その1「序論」

    南箕輪村第6次総合計画が、むらづくり委員会の皆さんの丁寧な議論を重ねて取りまとめられました。

    この計画は、これからの村の歩む道を示す大切な指針で、私自身も理解を深め、日々の村政にしっかり生かしていきたいと思い、このブログでも少しずつご紹介してまいります。

    解説その1 序論

    第6次総合計画は、180ページを超える大部の計画書であり、村の各種計画の中でも群を抜く分量となっています。

    このうち、今回取り上げる「序論」は1〜23ページにまとめられています。

    序論の構成

    • 1 南箕輪村の位置と地勢
    • 2 総合計画策定の趣旨
    • 3 計画の位置付け
    • 4 計画の構成と期間
    • 5 わが国を取り巻く状況
    • 6 南箕輪村を取り巻く状況
    • 7 村民の意識と期待
    • 8 むらづくりの課題
    • 9 第5次総合計画の指標達成状況

    1 南箕輪村の位置と地勢

    東京まで車で約3時間、名古屋までは約2時間半、権兵衛トンネル開通により木曽とは30分で移動が可能なロケーションにある中、今後はリニア中央新幹線や三遠南信自動車道開通が見据えられているなど、南箕輪村の位置と地勢がまとめられています。

    開通が見据えられているといっても、まだまだ10年は少なくともかかるでしょう。

    2 総合計画策定の趣旨

    新たな時代を見据え、持続可能なむらづくりに向けて、新たな活力と魅力を創造しながら村民の豊かな暮らしを実現するため、この計画を策定していますとの趣旨が謳われています。

    3 総合計画の位置付け

    村の最上位に位置づけられている計画なんです!と謳われています。

    4 総合計画の構成と期間

    基本構想は10年間、基本計画は5年、実施計画は3年(1年ごと見直し)ごとに見直しますと謳われています。

    実施計画は本当に1年ごと見直しを行なっており、特に予算計画を立てるにあたり、3年間の支出を平準化することにも役立っています。

    5 わが国を取り巻く状況

    少子化、高齢化と人口減少の急速な進行、自然災害等に対する不安の増大、気候変動に伴う環境や資源エネルギーの制約・生態系サービスの崩壊リスクの増加、社会におけるデジタル化の急速な進展、社会に存在する様々な格差や分断、ライフスタイルや価値観の多様化、SDGsを推進し持続可能な社会を目指す機運の高まりなどが謳われています。

    6 南箕輪村を取り巻く状況

    令和2年までの人口の推移では、総人口、年少人口、生産年齢人口、老年人口、全てが増加傾向にあることが謳われています。

    項目平成22年平成27年令和2年H22〜H27H27〜R2
    総人口14,543人15,063人15,797人0.88%1.20%
    年少人口(15歳未満)2,336人(16.1%)2,406人(16.0%)2,495人(15.8%)0.74%0.91%
    生産年齢人口(15〜64歳)9,285人(64.0%)9,214人(61.4%)9,595人(60.7%)▲0.19%1.02%
    老年人口(65歳以上)2,877人(19.8%)3,377人(22.5%)3,707人(23.5%)4.09%2.36%
    世帯数5,560世帯5,839世帯6,445世帯1.23%2.50%
    1世帯当たり人数2.62人2.58人2.45人

    平成22年からの5年間に比べて、平成27年からの5年間のほうが、全ての数字が改善していることはいいことですね。

    次に、南箕輪村の特性として次の5つが謳われています。

    • 伊那谷有数の美しい風景をもつ調和のとれたむら
    • 子育てと教育に力を注ぐむら
    • 魅力ある豊かな観光・交流資源をもつむら
    • 立地特性に優れたむら
    • 地域づくりを支える人材が豊富なむら

    7 村民の意識と期待

    ここは村民アンケートの結果が謳われています。

    • 村へ愛着を感じているは82.8%(19歳以上の村民)
    • 住み続けたいが87.8%(19歳以上の村民)

    満足度と重要度の相関による優先度は下記のとおり

    1 電車バスなどの公共交通機関が利用しやすい→令和8年から公共交通の変革を行うため今後改善を期待

    2 歩道の整備など、交通事故防止策が充実している→予算は年々増やしている

    3 街路灯など防犯の面で安心である→防犯等や防犯カメラの積極的な設置を心がけていく

    4 食品や日用品の買い物がしやすい→中心部にスーパーがないことも影響しているか

    5 高齢者のための施設が整っている→20年後には75歳以上の方が600名増えることになっており、今後の大きな課題

    8 むらづくりの課題

    これからのむらづくりにおいて解決していくべき課題を6つに整理しています。

    それぞれの課題について、現状や解決するための施策を示すのが、総合計画の主要なコンテンツとなっています。

    • 課題1 健康・福祉分野
    • 課題2 子育て・教育・文化分野
    • 課題3 防災・安全・インフラ分野
    • 課題4 産業・観光分野
    • 課題5 自然・環境・景観分野
    • 課題6 協働・参画・行財政分野

    9 南箕輪村第5次総合計画の指標達成状況

    一つ前の5次総合計画で立てていた指標の達成状況がまとめられています。

    区分指標名基準値(2019年度)現状値(2023年度)目標値(2025年度)達成率(基準値→現状値)
    成果住民健診や健康指導が充実している45.5%43.1%51.0%84.5%
    進捗がん検診受診率28.0%25.5%28.0%91.1%
    進捗乳幼児健診受診率99.4%99.5%99.5%100.0%
    進捗森の交流施設運動講座・運動相談利用者数(人/年)2,871人916人3,000人30.5%
    区分指標名基準値現状値目標値達成率
    成果ボランティア活動が活発である8.5%7.0%9.0%77.8%
    進捗福祉ボランティア登録者数343人315人370人85.1%
    進捗まっくん生活支え支援事業ボランティア登録者数61人54人70人77.1%
    進捗地区社会福祉協議会への登録者数252人257人300人85.7%
    区分指標名基準値現状値目標値達成率
    成果高齢者のための福祉サービスが充実している20.8%18.5%21.0%88.1%
    進捗配食サービス(回/年)5,666回7,554回6,000回125.9%
    進捗認知症サポーター1,202人1,368人1,600人85.5%
    進捗まっくん生活支え支援事業利用者(件/年)42件40件50件80.0%
    進捗緊急通報装置貸与台数27台30台40台75.0%
    区分指標名基準値現状値目標値達成率
    成果障がい者のための福祉サービスが充実している18.6%18.6%19.0%97.9%
    進捗計画相談支援支給決定者数129人122人150人81.3%
    区分指標名基準値現状値目標値達成率
    進捗訪問系サービス月間利用時間572時間1,035時間800時間163.1%
    進捗日中活動系サービス月間利用日数1,631日1,486日2,000日74.3%
    成果国民健康保険特定健診受診率52.5%50.0%60.0%83.3%
    区分指標名基準値(2019年度)現状値(2023年度)目標値(2025年度)達成率(現状値/基準値)
    成果子どもにとって安全・安心なむらづくりをしている41.6%50.0%42.0%119.0%
    活動ファミリーサポート協力会員登録者数28人36人30人120.0%
    活動登下校見守りボランティア登録者数169人132人200人66.0%
    活動切れ目のない支援のための連携会議(回/年)8回12回12回100.0%
    区分指標名基準値(2019年度)現状値(2023年度)目標値(2025年度)達成率(現状値/目標値)
    成果防災対策が整っている25.9%21.1%27.0%78.1%
    活動防災に関する出前講座開催数(回/年)10回6回12回50.0%
    活動防災士養成人数25人30人32人93.8%
    成果歩道の整備など、交通事故防止対策が充実している19.0%18.7%20.0%93.5%
    区分指標名基準値現状値目標値達成率
    成果交通事故件数(件/年)377件358件370件103.4%
    成果交通事故死亡者数(人/年)1人1人0人0.0%
    活動交通安全教育実施回数(回/年)19回16回20回80.0%
    活動シートベルト着用率99.0%99.5%100.0%99.5%
    区分指標名基準値(2019年度)現状値(2023年度)目標値(2025年度)達成率
    活動ノーテレビ・ノーゲームの促進実施保育園数5園5園5園100.0%
    区分指標名基準値現状値目標値達成率
    成果小・中学校の学習活動の充実と成果21.8%25.5%22.0%115.9%
    活動体験学習実施時間数(時間/年)39.8108.040.0270.0%
    活動キャリア教育・郷土教育実施時間数(時間/年)21.0115.020.0575.0%
    活動学校教育での自然学習時間(時間/年)22.5240.015.01600.0%
    区分指標名基準値現状値目標値達成率
    成果誰もが学べる生涯学習の機会が充実している16.9%18.7%18.0%103.9%
    活動生涯学習講座の参加者数(人/年)443717600119.5%
    活動人口一人当たり年間図書貸出数(点)8.17.48.389.2%
    活動子ども同士・親同士のネットワークづくり満足度14.2%16.4%15.0%109.3%
    区分指標名基準値現状値目標値達成率
    活動あいさつ運動・青少年育成活動実施回数(回/年)5回8回12回66.7%
    成果スポーツ・レクリエーション参加率30.4%26.7%31.0%86.1%
    区分指標名基準値現状値目標値達成率
    活動わくわくクラブ会員数1,511人1,245人1,600人77.8%
    活動スポーツ施設利用者数(人/年)130,065人102,196人130,000人78.6%
    区分指標名基準値現状値目標値達成率
    成果文化活動の充実度(村民が感じている割合)16.0%32.9%18.0%182.8%
    活動文化行事・芸術活動の実施件数2,020件2,383件2,000件119.0%
    活動文化財保護事業実施回数29回26回33回78.8%
    区分指標名基準値(2019年度)現状値(2023年度)目標値(2025年度)達成率
    成果防災対策が整っている25.9%21.1%27.0%78.1%
    活動防災に関する出前講座開催数(回/年)10回6回12回50.0%
    活動防災士養成人数25人30人32人93.8%
    成果歩道の整備など、交通事故防止対策が充実している19.0%18.7%20.0%93.5%
    区分指標名基準値現状値目標値達成率
    成果交通事故件数(件/年)377件358件370件103.4%
    成果交通事故死亡者数(人/年)1人1人0人0.0%
    活動交通安全教育実施回数(回/年)19回16回20回80.0%
    活動シートベルト着用率99.0%99.5%100.0%99.5%
    区分指標名基準値(2019年度)現状値(2023年度)目標値(2025年度)達成率
    成果消費生活に関する相談体制が充実している58件/年65件/年60件/年108.3%
    活動消費生活に関する広報回数(回/年)20回16回20回80.0%
    活動消費生活講座参加者数(人/年)267人135人300人45.0%
    区分指標名基準値(2019年度)現状値(2023年度)目標値(2025年度)達成率
    成果商品出荷額等(4人以上の事業所)765億円715億円900億円79.4%
    活動企業誘致補助金交付事業所数16社/年13社/年18社/年72.2%
    活動村・県制度資金申請件数67件/年88件/年80件/年110.0%
    活動就労情報へのアクセス数22,735件/年13,205件/年24,000件/年55.0%
    活動就労に必要な学習会の開催数3回/年7回/年4回/年175.0%
    活動女性のための研修制度利用数7回/年12回/年7回/年171.4%
    区分指標名基準値現状値目標値達成率
    成果耕作放棄地の面積(ha)9.5ha6.3ha8.6ha136.5%
    活動地域の農地を有効活用し、農業発展のための担い手の確保(人)95人107人95人112.6%
    成果認定農業者数37人40人44人90.9%
    成果新規認定就農者数5人(期間中)2人(期間中)5人(期間中)40.0%
    活動中核的経営体が地域の農地に占める面積のシェア52.7%54.9%65.0%84.5%
    成果大芝高原の利用者数599,472人/年474,234人/年620,000人/年76.5%
    区分指標名基準値現状値目標値達成率
    活動観光PRイベント開催回数24回/年31回/年24回/年129.2%
    活動「ふるさと名物商品化事業」実施数8件8件14件57.1%
    活動唐沢・権兵衛峠を活用したイベントによる登山者数1,600人/年1,200人/年2,000人/年60.0%

    達成率が低い項目は、より危機感をもって取り組んでいかねばなりません。