特別な事情によるワクチン再接種費用補助金について

子どもの頃に受ける予防接種は、様々な感染症から身体を守るための大切なものです。

しかし、一度予防接種を受けて獲得した免疫が、病気の治療によって失われてしまうことがあります。

例えばどんな時?

例えば、小児がんや白血病などの治療で、骨髄移植を受けた場合です。

骨髄移植では、血液をつくる細胞が入れ替わることなどによって、過去の予防接種で獲得した免疫が低下したり、失われたりすることがあります。

そのため、治療後に医師の判断によって、改めて予防接種を受ける必要が生じる場合があります。

今回は、こうした方を支援する南箕輪村の「特別な事情によるワクチン再接種費用補助金」を紹介します。

なぜ補助制度が必要なのか?

通常、子どもの定期予防接種は、対象年齢などの条件を満たせば、公費負担によって無料で受けることができます。

しかし、病気の治療によって免疫が失われ、同じワクチンを再接種する場合には、定期予防接種の対象とならず、費用が自己負担になります。

ワクチンによっては1回数千円から1万円以上かかるものもあり、複数のワクチンを接種し直す場合には、経済的な負担が大きくなります。

そこで南箕輪村では、再接種にかかる費用を補助する制度を設けています。

どのような方が対象?

対象となるのは、次の条件をすべて満たす方です。

① 小児がん等の治療を目的とした骨髄移植、末梢血幹細胞移植、臍帯血移植などによって、過去の定期予防接種で獲得した免疫の消失が想定され、医師が再接種を必要と認めた方

② 再接種を受ける日に20歳未満の方

③ 再接種日と補助金申請時の両方で、南箕輪村に住所がある方

補助金額は?

再接種にかかった費用を全額補助します。

ただし、長野県医師会との契約単価が上限となり、抗体検査費用や医師の意見書などの文書料は対象外です。

例えば、再接種費用が8,000円で、村の補助上限額が1万円の場合、8,000円全額が補助されます。

一方、再接種費用が1万2,000円で、補助上限額が1万円の場合は、差額の2,000円が自己負担となります。

接種前の申請が必要です

この制度を利用する場合、再接種を受ける前に、村の認定を受ける必要があります。

医師の意見書や過去の予防接種記録などを添えて申請し、村から認定通知を受けた後に再接種を行います。

接種後は、1年以内に領収書などを添えて補助金を申請する仕組みです。

まとめ

小児がんなどの大きな病気を乗り越えた後も、健康を取り戻し、日常生活に戻るまでには様々な支援が必要です。

免疫が失われた場合、感染症から身体を守るために、もう一度予防接種を受ける必要があります。

対象となる方は決して多くないかもしれませんが、必要とする方にとっては大切な支援です。

制度の利用を検討される場合は、必ず再接種前に、こども課母子保健係へご相談ください。