上伊那にある子ども関係の福祉サービス事業所について

障がいのある子どもや発達に支援が必要な子どもを支える施設について、「放課後等デイサービス」という言葉はかなり知られるようになりましたが、実際にはそれ以外にも様々なサービスがあります。

今回は上伊那にある子ども関係の福祉サービスについて、主な6種類に絞って調べてみました。

1 児童発達支援

主として就学前の子どもを対象に、日常生活の基本的な動作や、集団生活への適応、コミュニケーションなどについて、それぞれの発達段階に応じた支援を行います。

南箕輪村では、療育施設たけのこ園のほか、みらいこども南箕輪教室でも支援を行なっています。

2 放課後等デイサービス

こちらは主に小学生から高校生までの就学児が対象で、放課後や夏休みなどの長期休暇中に、生活能力の向上や社会との交流などを支援します。

上伊那では、この放課後等デイサービスが子ども関係の障害福祉サービスの中で最も多く、伊那市だけでなく駒ヶ根市、辰野町、箕輪町、南箕輪村、宮田村にもあります。

南箕輪村には、放課後等デイサービスAlii、かえで★すくーる、みらいこども南箕輪教室、みらいこども伊那インター教室、ほしあいなど複数の事業所があるほか、共生型として宅老所かいご家もサービスを展開しています。

3 保育所等訪問支援

専門職が保育園、幼稚園、認定こども園、学校など、子どもが普段生活している場所を訪問するサービスです。

本人だけを見るのではなく、「集団の中でどうすれば過ごしやすくなるか」を園や学校の職員と一緒に考えるところに大きな特徴があります。

南箕輪村にもこのサービスを行う事業所があります。

4 居宅訪問型児童発達支援

重度の障がいなどにより外出することが著しく困難な子どもの自宅へ支援者が訪問し、発達支援を行います。

上伊那では児童発達支援や放課後等デイサービスに比べて事業所数がかなり少なく、非常に専門性の高いサービスであることが分かります。

5 福祉型児童発達支援センター

通常の児童発達支援事業所が子ども一人ひとりへの通所支援を中心にするのに対し、児童発達支援センターはそれに加えて、地域の障がい児やその家族への相談、保育所などへの援助・助言など、地域全体の障がい児支援の中核を担うことが期待される施設です。

上伊那では伊那市の児童発達支援センター小鳩園がその役割を担っています。

6 児童養護施設

他の5つとは少し性格が違うのが児童養護施設です。

児童養護施設は障がい児だけを対象とする施設ではありません。様々な事情によって家庭で暮らすことが難しい子どもを養育し、生活、学習、進学、自立などを支える施設です。

自治体ごとの事業所数

種類伊那市駒ヶ根市辰野町箕輪町飯島町南箕輪村中川村宮田村上伊那計
児童発達支援4311020112
児童養護施設100000001
放課後等デイサービス10822160130
福祉型児童発達支援センター100000001
保育所等訪問支援5302020012
居宅訪問型児童発達支援200000002

上伊那の状況を市町村別に並べてみると、すべての市町村に、すべてのサービスがあるわけではありません。

特に専門性の高いサービスは伊那市などに集中する一方、放課後等デイサービスは周辺町村にも広がっています。

南箕輪村は放課後デイサービスをはじめ、人口規模を比較した場合の福祉サービス事業所の数は充実しており、大変ありがたい状況です。