長野県では、令和7年度から「県管理構想」の検討が始まっています。
参考:長野県における県管理構想の取組概要https://www.mlit.go.jp/kokudoseisaku/content/001971413.pdf
県管理構想とは
聞き慣れない言葉ですが、県管理構想とは、簡単に言えば、人口減少が進む時代に、県内の土地や施設をどのように使い、どのように守り、どのように管理していくのかを考えるものです。
これからは、すべての道路、橋、農地、森林、空き地などを、これまでと同じ考え方で維持し続けることが難しくなります。
これまで日本は人口が増えていましたので、インフラ整備のエリアも増えていましたが、これからはどのインフラを維持していくべきかのフェーズに移ってきていると感じます。
たとえば、1年間に10人も通らず、その先に住宅などもない橋を、数千万円かけて整備し続けることが本当に適切なのか。こうした課題に、感情論ではなく、現実的に向き合う必要があります。
一方で、守るべき土地や投資すべき場所もあります。
南箕輪村は、伊那盆地の中心に位置し、平地が広く、農地、住宅地、工業地、商業地が近い距離で共存している村です。特に農地は、食を支えるだけでなく、村の景観や防災、地域の暮らしにも深く関わっています。
そのため、村としては、将来にわたって農地を守り、担い手が農業を続けやすい環境を整えるため、圃場整備には積極的に取り組んでいきたいと考えています。
まとめ
県管理構想は、単に「維持管理をやめる」ためのものではありません。限られた人手と財源の中で、何を守り、どこに力を入れるかを考えるためのものです。
人口が増えている南箕輪村であっても、土地や施設の管理を将来世代に先送りすることはできません。
しかしながら現状では壊れたら全て直すべきという観点で事象が動いており、私も判断に根拠が欲しいと常々感じる機会が多いです。
県の動きもしっかり注視しながら、南箕輪村としても、農地、森林、道路、橋、空き地などの管理について、現実的で前向きな議論を進めていきたいと思います。
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