南箕輪村では、高齢になってもできる限り住み慣れた自宅で暮らしていただくため、南箕輪村社会福祉協議会に委託し「高齢者等配食サービス」を行なっています。
このサービスは名前のとおり「熟年者のお宅にお弁当を届ける事業」ですが、もう一つ大切な役割を担ってもらっておりまして、それは熟年者の安否確認、つまり見守りです。
利用対象者
利用対象となるのは、おおむね65歳以上のひとり暮らしの熟年者や高齢者世帯などで、調理が難しい方に昼食(ランチ)のお弁当を届けています。
料金
料金はご飯とおかずで1食400円、おかずだけなら300円で、減塩食などの特別食は追加料金をいただいて対応しています。
利用者数の推移
近年かなり利用が増えています。
平成25年度には年間3,550回だった配食回数が、令和元年度には5,666回となり、さらに令和7年度には利用者77人、年間10,258回となりました。
令和元年度と比較して約81%増、平成25年度と比較して約290%増となっています。
令和7年度の利用者は77人となっており、押し並べて計算すると1人あたり年間約133回、週平均では約2.6回ご利用いただいています。日々の生活を支えるサービスとして定着していることが分かります。
利用がこれだけ増えている背景には、高齢化や高齢者世帯の増加という社会的な変化もありますが、必要とされ、使っていただいているという意味では、利用者から好評をいただいているサービスの一つと捉えています。
見守りの機会
そして重要なのは、配食回数が1万回を超えたということは、同時に年間1万回を超える「見守りの機会」が生まれているということです。
一人暮らしの高齢者が増えていく中、毎日元気に生活しているかを直接確認することは簡単ではありません。
お弁当を届けるという日常的なサービスを通じて「今日はいつもと様子が違う」「呼びかけても出てこない」といった変化に気づくことができます。
食事を届けることそのものが、地域の見守りの仕組みにもなっています。
南箕輪村は県内でも比較的若い村ですが、これから高齢者の人数は確実に増えていきます。特に考えなければならないのは、単に高齢者が増えること以上に、一人暮らしや高齢者だけで暮らす世帯を地域でどう支えていくのかという問題です。
課題
現在はお弁当400円、おかずのみ300円でお届けしていますが、配達代を含めると、近年の物価上昇により倍近いコストが発生しています。
単純に負担額を上げるという対策もありますが、それにより利用者が減り見守りの機会が減少することは避けたいと感じます。
年間10,258回の配食は、年間10,258回の見守りでもあります。利用が大きく伸びているこのサービスを、高齢になっても安心して自宅で暮らし続けられる村づくりの一つの大切な仕組みとして、これからも社会福祉協議会と連携しながら取り組んでいきたいと思います。
-23.jpeg)
-29.jpeg)