長野県内の小中学校の教科書採択の傾向について

2026年度の長野県内小中学校の教科書採択一覧を見ると、公立、国立、私立で傾向の違いがあることが分かります。

https://www.pref.nagano.lg.jp/kyoiku/kyogaku/gakko/sonota/kyokashofaq/documents/reiwa6nendonisiyousarerukyoukasyo2.pdf

公立学校

公立学校では、採択地区ごとに同じ教科書を使う傾向が強く出ています。

小学校では、算数は啓林館、国語は光村、理科は信教、社会は東京書籍が多く、中学校でも数学は啓林館、国語は光村、理科は東京書籍が中心です。

地域全体で同じ教科書を使うことで、教材研究や授業づくりを進めやすく、転校などにも対応しやすいという面があります。

南箕輪村は?

南箕輪村を含む上伊那郡の採択を見ると、小学校では、英語が東京書籍、算数が啓林館、国語が光村、理科が信教、社会が東京書籍となっています。県内公立小学校の大きな流れに沿った、標準的で安定した採択といえます。

一方、中学校では、上伊那郡は英語が三省堂、数学が啓林館、国語が光村、理科が東京書籍、社会科は地理・歴史・公民とも東京書籍です。

特に英語は、一覧表に旧採択として東京書籍の記載があり、近年、採択が変わったことが読み取れます。英語教育は、表現力やコミュニケーション力の育成が重視される中で、各地域の判断が出やすい教科なのかもしれません。

国立

国立の附属学校を見ると、公立に近い採択をしながらも、一部に独自性があります。たとえば信州大学教育学部附属長野中学校では、英語が三省堂、理科が啓林館となっており、長野市の公立中学校とは異なる選択も見られます。研究校としての役割や授業実践の方向性が、教科書採択にも表れているように感じます。

私立はさらに多様になっています。

まとめ

公立では地域で教育の足並みをそろえ、国立では研究的な視点も加わります。

南箕輪村の採択からは、県内の標準的な流れを踏まえつつ、英語などでは時代に合わせた見直しも行われていることが見えてきました。