南箕輪村の「道の駅大芝高原」にある日帰り温泉「大芝の湯」では、2025年4〜6月に、ゴールデンウィーク期間を除き、子ども無料キャンペーンを実施しました。
実施の経緯
2024年の経営改善プラン策定の過程で、下記グラフが示すとおり、春は例年客足が伸び悩むことが明らかになったため、対策が必要と判断し、検討の結果、子ども無料キャンペーンを試験的に実施することにしました。

結果
キャンペーン効果により、2025年4〜6月の売上高は、2024年の4,406万円から5,043万円へ約14.5%増加し、入浴者数(大人)も48,375人から54,836人と約13.4%増加し、客足と売上を伸ばすことができました。

内訳では、入浴料で275万円ほど増加、食堂など入浴料以外で335万円ほど増加しました。反面、こどもの入浴料は無料としたため、38万円ほど減少しています。
結果的に、利用者、運営者にとって、WIN-WINの関係をつくることができましたので、次年度以降も春のこども無料キャンペーンは継続していきたいと考えています。
経営について
大芝の湯の経営については、500円という入浴料の安さが喜ばれていますが、同時に近年の燃油価格や物価高騰をうけて、年々経営が苦しくなってきています。
村民の皆様や愛用者の皆様については、今後も500円を継続していきたい意向ですが、観光などで1度しか利用しない方々に向けては、入浴料の見直しが必要ではないかと考えます。
https://ina-dani.net/topics/detail/?id=59859
しかしながら、私の力不足もあり、議会からは入浴料の見直しについて、理解を得ることは叶いませんでした。
膨れ上がる水道光熱費
2025年4〜7月の大芝の湯における水道光熱費は24,246,326円で、前年比+16%となりました。大人入浴者71,301人で単純按分すると、1人あたりの負担は約340円です。
これに消費税50円、入湯税150円を加えると約540円となり、その他の人件費や清掃費等、通常コストを足していない段階で、入浴料(500円)を上回っています。
村民福祉の観点からは問題ないとの視点もありますが、村民以外の方にも村の税金で補填することには疑義があります。
対策
建設から20年以上が経過した「大芝の湯」は、令和8年度に国の第二世代交付金を活用し、大規模リニューアルを予定しています。
リニューアルにあわせて、熱利用専用のバイオマスボイラーを導入し、水道光熱費の抑制を図ります。
※バイオマスボイラーは当初、発電併用も検討しましたが、有識者の意見を踏まえ、より低コストな熱利用専用機を軸に計画を進めています。

