台風19号を皮切りに、毎週大雨が続いており、南箕輪村役場から頻繁に釜口水門の放流のお知らせが流れています。

このお知らせのどこに注意するべきか、分からない部分が多かったので調べて見ましたよ。

立方メートル

立方メートルって言われると、ちょうど放課後学習でお邪魔している小学6年生で習っているデシリットルなんかを思い出します。

さて、実際に1立方メートルってどのくらいの量なのでしょうか。

1立方メートルは、水で換算すると1,000リットルとなります。

通常のお風呂が約100~200リットルですので、お風呂5杯〜10杯分となります。

南箕輪村からのお知らせ

2019年10月12日10時57分

釜口水門では、水位調整のため本日午前11時30分から毎秒100立方メートル以上の放流を行います。天竜川の水位が上昇しますので、十分注意してください。

2019年10月12日19時05分

釜口水門では、水位調整のため本日午後7時20分から毎秒230立方メートル以上の放流を行います。天竜川の水位が上昇しますので、十分注意してください。

2019年10月22日8時48分

釜口水門では、水位調整のため毎秒100立方メートル以上の放流を行っています。天竜川の水位が上昇しますので、十分注意してください。

2019年10月25日9時09分

釜口水門では、水位調整のため午前9時30分より毎秒100立方メートル以上の放流を行います。天竜川の水位が上昇しますので、十分注意してください。

毎秒100立方メートル以上を越えると、おそらくこのようなお知らせが南箕輪村から発信される仕組みになっていると推測されます。

毎秒100立方メートル=100,000リットル=お風呂500杯〜1,000杯

対した量に一見感じませんが「毎秒」なので、とんでもない量ですよね。

これが天竜川に流れ込むので、川の水位が上がるので気をつけなくてはならないと言うことになります。

釜口水門って?

さて、放流元になっている釜口水門って何でしょうか。

釜口水門:長野県HPより引用

場所

釜口水門は岡谷市にあります。

諏訪湖から唯一の放流先が天竜川となっており、諏訪湖と天竜川の水位を調整しているのが釜口水門です。

なお、諏訪湖に流れ込んでいる川は31もありますので、天然のダムとしての諏訪湖と、この釜口水門の役割が、いかに大切なのが分かります。

釜口水門(2代目)

実は今の釜口水門は2代目となります。

1代目の釜口水門は1936年(昭和11年)に完成しました。

現在の釜口水門は1978年(昭和53年)に着手され、1988年(昭和63年)に完成した2代目です。

1代目の釜口水門の最大放流量は200立方メートルとなっており、水害に対して非力な部分がありました。特に、1961年(昭和36年)と1983年(昭和58年)には大きな水害を防ぐことができませんでした。

2代目の釜口水門の最大放水量は600立方メートルですが、運用上は、平成13年 に最大放流量400立方メートルに、平成23年には430立方メートルに操作規則が改定されています。

なお、1代目の釜口水門は、現在は、「舟通しと管理橋」が残されており、当時の面影をみることができます。

平成18年の災害ではどのくらい放流されていたのか。

直近で南箕輪村に具体的な浸水被害をもたらした、平成18年の災害時には最大でどのくらいの放流量だったのでしょうか?

LINK:よく話題にあがる天竜川を襲った集中豪雨「平成18年7月豪雨」はどのぐらいの災害だったのか。

平成18年7月豪雨の時の最大放水量は、7月19日8時30分には、釜口水門の放流量が400立方メートルに達する見込みとリリースが発信されており、事後の報告では最大放水量は414立方メートルであったとされています。

天竜川に流れ込む水は釜口水門からだけではありませんので、水門からの放水量が100立方メートルを越えたら注意しなくてはなりません。

ただ、過去400立方メートルの時には実際に災害が発生したことがあると認識しておくことは重要かと思います。

なお、2019年10月では最大230立方メートルでしたので、かなり危険な状況であったと判断できます。

2019年10月25日 文責 藤城

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