南箕輪村には地域総合型スポーツクラブが1つあります。

「南箕輪わくわくクラブ」です。

わくわくクラブは村民体育館の中に事務局があり、今日は体育館の2階で、地元の伊那中学校長の武田育夫氏を講師に迎えて「上手な指導とは」をテーマとした研修会がありました。

長野県の現状

長野県の人口推移
近い将来、小・中学生の数は170,000人から125,000人になる。
これからの時代は学校は小さくなっていく、子どもも減っていく、運動部への入部者数も減っていく・・・
でも南箕輪村は増えていく・・・でもいずれは減っていく。

そんな出だしで始まりました。

全国の運動部の加入者は
・平成15年 244万人
・平成30年 202万人
既に40万人も減っている。

運動部への加入率も下がっている
・平成15年 65%
・平成29年 62%
南箕輪村は90%と高水準となっており、運動に関する意識が高いことが感じ取れる。

南箕輪村は人口も増えて、部活動にも積極的!明らかに例外です。

一番部員が減っているのは軟式野球で
・平成15年 16%
・平成29年 10%
急激に減っている。

長野県では
・平成15年 5,000人
・平成30年 2,500人
と15年で半分になっている。半分になっているのに加盟校は130校前後から変わっていない。

これは野球部を潰すとなると地域の問題に必ずなるから。

全国では
・平成15年 310,000人
・平成30年 160,000人

中学生男子

代表が強い、スター選手がいる、オリンピックで活躍した競技は数が増えている傾向がある。
例えば、サッカーは近年増え続け、軟式野球の部員数を抜いた。だが、平成25年をピークに減少傾向となっている。
バスケットボールは減らない傾向にある。恐らく漫画やアニメの影響ではないかと推測している。スラムダンク・・・黒子のバスケ・・・
また、卓球、陸上、バトミントンも増えている。これらの共通する特徴として個人種目的な競技であるということである。

中学生女子

今までの女子のBEST3であった部活動、ソフトテニス、バスケット、バレーは全部減少傾向になっている。
女子も男子と同様に個人種目的な競技、卓球、陸上、バトミントンは増えている傾向がある。

過去、長野県では全国学力学習状況調査の結果が
平成22年 40位
と底を打った時期があった。

その時は

原因は朝部活である

とマスコミが騒ぎ立てたが根拠がなかった。
現に毎年調査結果が上位である福井、石川、富山などは長野県と同等かそれ以上に朝部活を実施している。
だが、県として子どもたちの勉強や部活動のリズムやバランスを再考するきっかけとなった。

なお現在は20位前後となっている。

わくわくクラブ研修会
理科の先生だっただけに理詰めの説明がいい感じです。

スポーツ庁のメスも入った。

中学校の先生は残業が多い。6割が月60時間残業しており、それは部活動が原因である。
長野県は平成26年「長野県中学生期のスポーツ活動指針」を公布したが、スポーツ庁が長野県をパクって(本当か?)平成30年に指針を出した。

1978年 根性と気合と忍耐の時代
1991年 自己実現の時代
2010年 成熟と脱力の時代
現在  新たな価値創造の時代???

スパルタ式、勝利至上主義指導は既に終焉を迎えている。そういった社会の変化に気づかない指導者による
・日大アメフト部
・相撲界
・体操界
問題が起きている。

これからはスポーツ指導者だけでなく、学校も変わらなくてはならない。
言い換えればスポーツ科学、コーチング、メンタルトレーニングと行った競技者ファーストの指導で成果を上げる新たな指導者が台頭する時代の到来である。

勝つ指導から育てる指導への変革も必要
・言葉の力を駆使
・水平目線で選手に声をかけ自信を育てる
ことが必要

行為と人格を分けて指導することも大切

「こんなシュートをはずすなんて、お前はだめなやつだ」

は分けることができていない典型的な駄目な例
→シュートをはずすのは行為、お前はダメなやつは人格否定

「あんなに練習したのになぜできないんだ」

→なぜできないのか聞きたいのは子ども、できないのはなぜかを問い直すのは指導者である。

練習は質が大切ということ

子どもの喜びは?

できないことができるようになることが、子どもにとっての喜びである。

できるとは自分なりの「こつ」を掴むこと

できる仕組みが分かること、失敗の原因がわかること、やみくもに繰り返し練習してもできるようにならない。

「あんなに練習したのになぜやらない」

やろうとしないのはなぜ?メンタルトレーニングの重要性が分かる。

やろうとしない人をやろうとするようにするには?
失敗を恐れるな!挑戦しよう!
→失敗をとがめるのではなく、挑戦したことを褒めるようにする。
→自分を信じろ。
→欠点を指摘するのではなく長所を褒めよう!

指導者が本気でこの子ならできると信じているかどうか

が大切

同じことを異なる言い方で伝える。

これもっと大切。

生涯スポーツの観点から「その競技を通して生き方を学ぶ」ことが大切!

目標を持ち、それに向かって自分を信じて努力することが重要!!

小さな成功体験を多く積ませるんだ!!!

指導者は教える専門家であり、学びの専門家でもあること。

理科の先生だったので、データを元に納得感のある研修会で行って良かったです。

ただ、野球の部員が減っているのは、今までが異常(多すぎ)なのではと思いました。

2018年11月10日 文責 藤城

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