南箕輪村の人口増の理由について、考察していきます。

第11回のテーマは「人口の推移と推計(南原地区、大泉地区)」です。



ここまで10回の考察を終えました。

まだまだ多くの人口増の要因がありますが、ここで第1回のテーマ「人口の推移と推計」を地区ごとにして、更に掘り下げて見ようと思います。

南箕輪村は12の地区に分かれています。

南箕輪村地区割
南箕輪村都市計画マスタープランより引用

上図内の各地区の人口は平成17年10月現在となっています。

北殿、田畑、神子柴の順で人口が多い構成です。

さて、下記表は平成22年4月と平成30年4月の人口の増減を表しており、人口増加数の多かった地区から順に並べてあります。

例えば、南原地区は平成22年と比較して平成30年は258人も人口が増えています。これは8年間で22%も人口が増えている計算となります。

地区 増減数 地区人口比 平成30年4月人口
南原 258 22% 1,448
大泉 185 14% 1,485
北殿 172 6% 3,254
南殿 73 6% 1,201
沢尻 63 5% 1,409
北原 31 13% 270
田畑 29 1% 2,214
久保 28 2% 1,348
大芝 2 1% 338
中込 -16 -3% 473
塩ノ井 -25 -7% 322
神子柴 -25 -2% 1,620

人口が増えている地区から順番に掘り下げてみます。

1位:南原区の特徴

人口が最も増えた南原地区の特徴を、南箕輪村都市計画マスタープランから引用すると

西部は主に酪農地帯となっている。東部は宅地化が進み、団地も造成されている。国道361号権兵衛トンネルが開通したことにより、木曽谷からの玄関口となっている。これに伴い、住民の手により村内初の景観形成住民協定が締結され、地区全域がその対象となった。また、地区内には流通業の事業所も多い。

この地域は戦後の開拓により発展してきた新しい地域です。

そんな中、村内2つ目となる小学校「南部小学校」が開校されたこともあり、

子育て世代が家を建てて移り住んでくる人気No.1エリア

になっています。

伊那ICが近いので交通が便利ですし、IC付近にはスーパーなど商業施設も集まっており、人気No.1であることもうなづけます。

南部小学校の周辺は今でも宅地化が進んでおり継続して人気のエリアです。

また酪農地帯として紹介されている西部は景観が素晴らしく、

都会からの移住者にとっては魅力的なエリアとなっています。

今後も人口が増えていくことが予想されます。

2位:大泉区の特徴

大泉
田園地帯の眺望が素晴らしい大泉地区

次に人口が増えたのは大泉地区です。

ちなみに「おおいずみ」ではなく、「おいずみ」と読みます。

こちらの特徴はと言うと

古くから春日街道沿いの宿場として栄え、大和泉神社、勝光寺などの史跡や鹿祭り、「御嶽山」など伝統文化が多い。地理的に扇状地の中間にあたるため、かつては水の確保が困難で、住民は大泉所山から水を引いたり、横井戸を掘るなので事業を実施した。現在は西天竜用水路を利用した稲作中心の兼業農家が多い。

大泉地区は広大な田園地帯や大泉川の水辺など豊かた自然環境にあふれた地域です。

現在は県道沿いを中心に元々田んぼだったところの宅地化が進んでおり、新しい一軒家が田園地帯に立ち並んでいます。

また、眺望も素晴らしく村役場や南箕輪小学校や南箕輪中学校にもそれなりに近いことから、こちらも子育て世代に人気の地区になっています。

人口が増え方が大きい南原、大泉の共通の特徴として

小学校に近く、新築の一軒家を建てる土地が豊富である

ということが挙げられます。

またどちらも中心地からは幾分離れていることから、土地の評価額が低く、若い世代が購入しやすいといった特徴もあるのかなと思います。

2018年11月5日 文責 藤城

藤城栄文(Eibumi Fujishiro)

藤城栄文(エイブミ)です。東京で37年間過ごして、2017年2月に南箕輪村に家族5人で移住しました。子どもは全員幼児で子育てにはてんやわんやです。現在は南箕輪村で2040年以降に予想されている人口減を防ぐミッションに携わっています。

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