南箕輪村の人口増の理由について、考察していきます。

第2回のテーマは「信州大学農学部」です。



南箕輪村は、日本の村で唯一国立大学のキャンパスがある村です。(2018年10月現在)

信州大学
黄金に染まる信州大学のユリの木並木

信州大学の農学部キャンパス

信州大学のキャンパスがあることで、単純に毎年約200名の大学生が南箕輪村にやってきてキャンパスライフを送ります。

その数、1年生から院生まで合計すると900名以上にもなります。

でも

「学生が来るから単純に人口増だね」

っていう話ではありません。

だって卒業したらいなくなってしまいますからね。

在学生の出身地

さて、そんな信州大学農学部に通う学生たちですが

パンフレットによると在学している1〜4年生は合計743名となっており、

その出身地の内訳は下記表のとおりとなっています。


出身エリア 人数 割合
北海道 12人 1.6%
東北 18人 2.4%
関東・甲信越 351人 47.3%
(長野県) (90人) 12.1%
東海・北陸 192人 25.8%
近畿 98人 13.2%
中国・四国 44人 5.9%
九州・沖縄 16人 2.2%
その他 12人 1.6%

 

表をみてみると、やはり比較的近いエリアである、関東や東海から来ている学生が多いですね。

それでも、通える距離ではないので、大学周辺に下宿する形となります。

自動的な移住体験ツアー

大学周辺に下宿して4年間のキャンパスライフを送る大学生たち。

これは見方を変えると、長野県の90人を除く約88%の学生が

「4年間移住体験ツアーをしている」

と見ることもできるのではないでしょうか。

今流行りの「関係人口」に位置付けられるのではと思います。

「大学生活を送って南箕輪村がとても気に入ったから」

そんな理由で村に住み続ける方が結構いらっしゃいます。

実は150人しかいない南箕輪村役場の職員でも、信州大学農学部出身の方がチラホラいます。

1年間に180人程度が4年間の移住体験ツアーを自動的に始める仕組みがある

と改めて考えると、人口増という観点では

信州大学がある価値はとっても大きい

と実感できます。

費用の面でも、行政が移住体験ツアーをゼロから企画した場合、数十人単位でも百万円単位のお金がかかってしまうほか、参加者が希望する内容とミスマッチが発生して、無駄な企画になってしまう恐れが多いです。

信州大学の学生の場合は、自ら費用を負担してもらえる訳で(南箕輪村に住むためではないですが・・・)費用の観点でも価値が高いです。

信州大学と南箕輪村のコラボ

せっかく4年間移住体験ツアーをしてくれる学生がたくさんいるのですから、例えば8月に開催している大芝高原まつりなどのイベントは、信州大学の学生に結構いいお金を払って雇って、準備から片付けまで、そして企画から次年度へのつながりまで、一緒に取り組んではいかがでしょうか。

村役場の職員がテントを張ったりするよりかは、それなりの時給で雇った学生たちが中心になった方が、費用の面でも役割分担の面でもいいのではないかと思います。

村一番の祭りを地元の大学生が支えている

学生からしてみれば、時給がとってもいいバイト&お祭りで楽しい

南箕輪村とつながりが深くなって、南箕輪村に定住する学生が増える!!

都市部に戻っても、大学と絡めて村を紹介してくれる。

そんなのをプロデュースできたら、実現できたらとってもいいですね。

その他にも

・大学内に地域貢献するサークルがあったり
・飲み屋に若い方が多かったり
・既にお祭りを盛り上げてくれたりと、

南箕輪村がいつまでも元気なむらであるためには、信州大学の存在は外せません。

なお、昔は南箕輪キャンパスでしたが、今は伊那キャンパスに改称されました。( ・∇・)(住所は南箕輪村のまま)

2018年10月25日 文責 藤城

藤城栄文(Eibumi Fujishiro)

藤城栄文(エイブミ)です。東京で37年間過ごして、2017年2月に南箕輪村に家族5人で移住しました。子どもは全員幼児で子育てにはてんやわんやです。現在は南箕輪村で2040年以降に予想されている人口減を防ぐミッションに携わっています。

“南箕輪村の人口増についての考察2「信州大学農学部」” への1件の返信

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